あこがれと恋の狭間に消す想い

神無月ナナメ

第二回お題「あこがれ」

《おはよう西園寺夢々くん。今回もキミに与えられたミッション期限まで三日間。

お題が「あこがれ」で900字以上の短編をお願いしたい。メールでヨロシク!》


 メール着信時刻が三月七日のお昼ちょうどだから今回も悪くないお仕事だろう。

チャッチャチャッチャッチャチャッチャチャッチャッチャチャラーンチャラーン♪


 もちろん脳内で響いた幻聴だけど古い時代の良きアメリカみたいなスパイ物だ。

現地工作の黒人エンジニア俳優がCM前になると毎回のように冷や汗を流すやつ。


 これをイケメンが演じた派手なアクション映画のミッション・インポッシブル。

そのまま「実行不可能な作戦」でも昭和のころスパイ大作戦で放映されたみたい。


 スタートレックなら「宇宙大作戦」になり円谷プロの制作は怪奇大作戦だった。



 ほとんどの女子なら思春期近づく中学生を迎えると誰かしらに憧れを抱くもの。

その対象は大多数が身近にいる幼なじみだったりアイドル歌手や俳優さんだろう。


 特殊な場合は興味深いプロスポーツ選手だろうしユーチューバーかもしれない。

わたしに強い憧れを抱けるようなお相手は現れなかったし初恋なんて夢のまた夢。


 児童公園で捧げる強い祈りが時空を捻じ曲げたことで朧気な記憶まで生まれる。

通常の小学女児に受け入れがたい状況をあっさりクリアしながら中二病を迎えた。


 うん抹消したい痛すぎる黒歴史時代を経てからパーフェクトすぎる引きこもり。

そもそも俺TUEE体現するような前世のエルフ記憶に治癒魔法を使えたリアル。


 ここじゃない異世界生活の曖昧な記憶でも干物女そのものだったかもしれない。

体感数百年は暮らしたエルフだけが住む森林に飽きて出奔したファンタジー領域。



 あこがれから現実になることで迎えた葛藤は種族的価値観と寿命差による別れ。

経験ない恋や愛をしらず冒険者として生きた日々をそれっぽい内容で綴る昨今だ。


 おかしな程のリアリティーに種族で異なる冒険者キャラが人気の秘訣だと聴く。

真実は記憶に浮かぶ古なじみを連想しながらの宛書みたいな感じでインチキ臭い。



 今回もエッセイみたいな自分語りに一番大事な部分のオチをどうしよっかなぁ。


 あぁアレ丁度いいかもしんない。古本屋さんで見つけた「あこがれ冒険者」だ。

あこがれアドベンチャーって低年齢少女マンガを読んで感銘を受けた記憶がある。


 自分に置き換えると一度会話したミーちゃんの演者仲間みたいなイケメンさん。

二メートル近い細マッチョ体型に爽やか王子さまの金髪碧眼で白肌の際立つヒト。


 一目惚れしたかもしれない淡い感情は誰かに伝えることもなくどこかに消える。

なんちゃって純文学風に閉めた理由は売れないラノベ作家のボヤキかもしれない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

あこがれと恋の狭間に消す想い 神無月ナナメ @ucchii107

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ