卒業のダブルミーニングが素敵

卒業の先に待っているのが、明るい未来ではなく“取り返しのつかない愛の完成”と、まったく別の意味を帯びてくるラストが印象的でした。

社会的に恵まれた環境に生きながらも、自分の本心を押し殺してきた焼子が、形式的な卒業式を終えたその日に、全てのしがらみを断ち切る「本当の卒業」を遂げてしまう。その解釈の裏にある哀しみと狂気、そしてどうしようもないほどの愛が、胸に刺さりました。

焼子というお名前を、あきこではなく、しょうこ、と読むことで焼売と餃子が想起されて一瞬勘違いしてしまいました。(もし焼子さんがいらっしゃいましたら申し訳ありません)
全体的にはすらすらと読めて面白かったです!
企画への参加ありがとうございました。