4.工場(1)
GM:さて移動フェーズ。工場へinかな?……【クリーンクロース】とかの早朝準備フェーズを設けた方が良かったね。
イーリス:そういやそう。
イーリス:速いテンポで日が変わると忘れがちだな。
イーリス:(コロコロ)かかった。
GM:君たちは魔動機文明時代ものもと思しき遺跡に到着した。看板には確かに魔動機文明語で『食料生産工場』と書かれている。
GM:入り口のシャッターは閉じられていた。窓もあるが、中が見えないようにすりガラスになっていた。建物の裏側にもシャッターが降りている。今後、使うかもしれないことを考えるとシャッターと窓の破壊は避けた方が良さそうだ。
GM:君たちは表のシャッターか裏のシャッターを開けて内部に侵入する必要がありそうだと判断できた。
エルヴィン:お前達が原材料だ、とか言い出さないといいな。
ミリティアナ:ふむー。
ミリティアナ:魔域だとありそうで怖いわ。
シナリオとしてはなくはないが、今回はそんな方向性ではない。
イーリス:言語関連は苦手だ。
このパーティ、セージがミリティアナしかいないため言語関連は彼女にかかっている。
エルヴィン:表と裏のシャッターに何か判断基準はある?
エルヴィン:ぱっと見目立つものがなければ探索判定してみるけど。
ミリティアナ:「……確かに食料生産工場と書いてあるのです……。なんとかシャッターのロックを解除したいのです」
GM:表は工場の正面入り口、裏は関係者用の出入り口だろうと想像がついていい。
エルヴィン:なるほど。
エルヴィン:「入るなら裏口からか?」
ミリティアナ:「行ってみるのです」
エルヴィン:じゃあ裏口のシャッターを調べましょう。探索判定でいいですか?
ミリティアナ:正面はでっかい機械が居そうね。
エルヴィン:警備機械がいなかったとしても、我々が用があるのは製造サイドの施設だからね。
GM:裏のシャッターを調べるなら探索判定で目標値14だ。
エルヴィン:スカウト観察(コロコロ)13。
リズベット:スカウト観察(コロコロ)16。
GM:エルヴィン、スカウトとして仕事してないな。
エルヴィン:今日は出目がダメな日だなー。
実はここまでエルヴィンは先制判定と探索判定にすべて失敗していたのだ。
GM:鍵がかかっている。罠はない。鍵は解除判定で目標値14で解除できる。
エルヴィン:罠がないならどっちが開けてもいいか。
エルヴィン:スカウト技巧。(コロコロ)15。
エルヴィン:ようやく成功。
GM:君たちは裏のシャッターを開けた。
エルヴィン:明かりは必要だな。ソーサラーいるし【ライト】をお願いしよう。
エルヴィン:「すまない。明かりの魔法をもらえないか」
リズベット:暗視ない人は……エルヴィンとイーリスか。
イーリス:うむ。ランタンは携帯している。
リズベット:リズベットはファミリア猫。
エルヴィン:こういうのは手が埋まらないのが大事なんです。
イーリス:消毒の湯沸かしに使う可能性などもあり、火種は必要なのだ。
エルヴィン:特にイーリスは、ランタン持っちゃいけない人なのでは。
イーリス:このランタンは頑丈なので、灯りとして使う場合は有事には地面に落とされる。
イーリスはミモレ装備のプリースト/フェンサー/レンジャーで《ディフェンススタンス》する中衛という構成だ。手に武器や道具を持っていないとき、回避が上昇するのである。
リズベット:では【ライト】をエルヴィンとイーリスに。どこにかけるかはそちらで指定して。(コロコロ)。
エルヴィン:こっちでもらいます。剣かな。
イーリス:魔法の灯りがあるようなので安心だ。
エルヴィン:「さて、中を調査するが、もし俺に何かがあったときは迷わず逃げろ」
ミリティアナ:「自己犠牲は良くないのです。見捨てたくないので、そうならないようお互い努力するのです」
リズベット:「貴重な人材を失うわけにはいきません。エルヴィンにも生き残ってもらいます」
エルヴィン:「俺は合理的な判断の話をしているだけだ。俺が倒されるような状況で、君達が危険に晒されても無事ではいられないだろう。それに、君に何かがあったらハムラに申し訳が立たん」
エルヴィン:「リズペットもだ。イーリス殿、その時は頼む」とはいえどう考えてもミリティアナとリズペットが言っていることの方が説得力あるんだよなあ
イーリス:「その何かを回避するのが私の役割だ。私の前で死のうとなどするなよ」医者ですよ
ミリティアナ:「……エルヴィンさんは自分も大切にするべきなのです」
エルヴィン:「俺だって、望んで死にに行くようなつもりはないさ……」
エルヴィン:ではシャッターをオープン。
ここで背景画像を工場内部に切り替えた。
ミリティアナ:めっちゃ工場ね……。
はい、めっちゃ工場です。
GM:君たちがシャッターを開けたところ、暗い工場内でさっそくセキュリティが起動した。
セキュリティ:「作業員IDが確認できません。不法侵入者だと判断、ただちに排除に移ります」魔動機文明語
GM:さあ、戦闘だ。
イーリス:「セキュリティとやらはできればこちらで利用したかったね」
ミリティアナ:「やっぱり、セキュリティが生きているのです!」警報の内容は伝えます
エルヴィン:「なに、黙らせてから修理すればいいだけだ」
GM:戦闘準備!!
リズベット:準備なし。
ミリティアナ:杖を準備します。
エルヴィン:剣を抜きます。
イーリス:準備はないぞ。
GM:魔物知識判定!!目標値は14/17だ!!
ミリティアナ:(コロコロ)13。
ミリティアナ:予備もあるから指輪を割りましょう。
ミリティアナ:15にして知名度は抜きます。
GM:シールンザーレィ(『ML』157頁)×1だ!!
ミリティアナ:「この機械、魔法が効きにくいのです……!」
GM:先制判定!!目標値は13だ!!
リズベット:(コロコロ)14。
エルヴィン:(コロコロ)12。
エルヴィン:どうなっているんでしょうねえ。
GM:解除はしたから……。
ミリティアナ:何処かで《必殺攻撃》大回転あるかもしれない。
幸運の揺り戻し、反動、などなど。
このような考え方は一般的だろうか、それとも乱数をよく利用するTRPGプレイヤーに多いのか。
GM:初期配置は10m~20mの間の好きな場所に。その後、第二戦闘準備!!
リズベット:10m位置。準備なし。
エルヴィン:移動も準備もなし。
イーリス:初期位置で。準備はない。
ミリティアナ:ふむー、移動、準備なしで。
GM:ではPC1R目です。どうぞー。
エルヴィン:まず範囲攻撃から。
ミリティアナ:魔法が効きにくいと言っても、範囲で削るべな。やっぱり、リズベットの後に。
リズベット:では参ります。
リズベット:《魔法制御》【ファイア・ボール】。(コロコロ)18。
シールンザーレィ:精神抵抗力は16だ!
リズベット:1回転して21点。16点。12点。
リズベット:以上。
ミリティアナ:ではこちら。
ミリティアナ:【ウイングフライヤー】は必要ですか?
エルヴィン:どちらかというと欲しいかな。
エルヴィン:ただ魔法拡大どれくらいするかにもよるから、MPと相談してください。
エルヴィン:なくてもいいよ。
エルヴィン:薄いから物理ダメージが結構通るし当てていこうと。
ミリティアナ:取りあえず、このラウンドは光条だろうから、エルヴィンだけでいいかなぁ。
ミリティアナ:3部位なんだよねぇ。
ミリティアナ:まぁ、このラウンドで落ちるやも知れぬ。補助動作で【ウイングフライヤー】をエルヴィンへ。
ミリティアナ:また、主動作で【ポイズンスプレッド】を10m地点へ行使。
エルヴィン:機械だよ。
ミリティアナ:あ、だめだ。
イーリス:魔動機に毒は効かないでー。
ミリティアナ:毒無効ね。
ミリティアナ:【ソーンバッシュ】のが良さそうか。
ミリティアナ:流石に3倍拡大はMPがおっつかないから、確実に右にダメージ入れるか。
ミリティアナ:ソーンバッシュを右へ行使。(コロコロ)(コロコロ)17点物理。
ミリティアナ:えーっと、確定ダメージは減算されませんでしたっけな。
GM:マナコーティングは魔法ダメージ軽減だぞ。
GM:確定ダメージには関係ないな。
ミリティアナ:ありがとうございます。
ミリティアナ:[剣の加護/厳つき氷]を補助動作で使用。右へ3点の水・氷属性確定ダメージ。
ミリティアナ:以上ー。
イーリス:【フォース】で攻めたほうが良さげかな?それともエルヴィンに【ブレス】器用か敏捷でもとばそうか。
エルヴィン:衝撃弱点ね。
イーリス:弱点抜いてたっけ。
エルヴィン:抜いてなかった。
ミリティアナ:いや、知名度まで。
エルヴィン:当てたらそれなりに通るけど、初手しか魔法当てられないからどうするか。
イーリス:エルヴィンが問題ないなら攻撃魔法しとくよ。
エルヴィン:【ブレス】するなら器用がいい。近接攻撃の頻度高くなさそうだし。
イーリス:まあ素直に【フィールド・プロテクション】でもいいんだけど。それなりに長期戦になりそうではある。
エルヴィン:まあ【フォース】かなあ。
エルヴィン:こっちに聞くなら、【フィールド・プロテクション】はないと言っておくよ(笑)。
ちなみにテキストセッションではいちいち(笑)などと打ってはいない。wである。リプレイにする際に変えたのだが、(笑)はちょっと感性が古いかもしれないが、他にどう表現すべきだろう。
イーリス:では戦闘ラウンドを早める方向でいこうか。
イーリス:制限移動で3m前進。《魔法拡大/数》から【フォース】3倍拡大。
イーリス:(コロコロ)17。
シールンザーレィ:精神抵抗力は16だ!
イーリス:1回転して18点。12点。11点。
イーリス:手番終了だ。
ミリティアナ:右への殺意が高いダイス神ね……。
エルヴィン:右を落としにかかるか、他を削って次のファイアボールで右を落とすか。
エルヴィン:まあ右が残っているとこのラウンドに光条2発くるから、右から落とすか。
エルヴィン:《必殺攻撃》で右を殴る。
エルヴィン:(コロコロ)18。
GM:その位置からだとミリティアナかリズベットしか殴れないが。
エルヴィンのプレイヤーが移動の宣言もコマの移動もしないのを不満に思うGMの図。
エルヴィン:あ、ごめん移動してから、妨害ある?
シールンザーレィ:妨害はない。
シールンザーレィ:回避力は16だ!
エルヴィン:この画面レイアウトだめだな。マップがほとんど見えない……。
チャットウィンドウを開きつつキャラクター管理ウィンドウを開きなどとやっていると、戦場の見通しが悪くコマを動かし忘れがちになるのだ。
エルヴィン:16点。ダメージの出目もよろしくない。
エルヴィン:おわり。
GM:では魔物側の手番だ。
シールンザーレィ:中、光条!精神抵抗力で16だ!対象はリズベット。巻き込まれどうぞ。
エルヴィンとミリティアナが巻き込まれ、抵抗に失敗する。リズベットは抵抗に成功した。
ミリティアナ:巻き込まれるなぁ。
ミリティアナ:まだ魔符なし。だめー。
シールンザーレィ:抵抗抜けた組に11点。14点。リズベットに7点。
シールンザーレィ:左、オーバーチャージ!次の光条のダメージに+3点!
GM:2R目、PC側の手番だ。
エルヴィン:最初に動こう。《必殺攻撃》で左に。
シールンザーレィ:回避力は16だ!
エルヴィン:(コロコロ)16。絶妙に当たらないな。
エルヴィン:特にできることもないし終わり。
ミリティアナ:リズベットの魔法を見てからか。
イーリス:こちらは回復だな。
リズベット:では参ります。
リズベット:《魔法制御》【ファイア・ボール】。(コロコロ)18。
シールンザーレィ:精神抵抗力は16だ!
リズベット:15点16点。
エルヴィン:こっちが外したから左に光条撃たれる前に倒すのはおそらく無理なので、普通に中狙いでよさそう。
エルヴィン:拡大して両方でもいいけど。
ミリティアナ:2倍拡大で一気に削った方が次で始末できそうかなぁ。
ミリティアナ:では動きます。
ミリティアナ:《魔法拡大/数》を宣言、主動作で数2倍拡大して【ソーンバッシュ】を行使します。対象は中央、左。
ミリティアナ:(コロコロ)(コロコロ)17点と14点物理。
ミリティアナ:うーん、補助動作厳つき氷は中に。3点ダメージ。
ミリティアナ:以上ー。
イーリス:それでは。
イーリス:《魔法拡大/数》して【キュア・ウーンズ】3倍拡大。対象はリズベット、エルヴィン、ミリティアナ。
イーリス:(コロコロ)。
10~12点回復した。
イーリス:手番終了だ。
GM:では魔物側の手番です。
シールンザーレィ:中、オーバーチャージ!次の光条のダメージに+3点!
シールンザーレィ:左、光条!精神抵抗力で16だ!ミリティアナを狙う。巻き込まれどうぞ。
エルヴィンが巻き込まれた。ミリティアナとエルヴィンは両者ともに抵抗に成功する。
シールンザーレィ:9点と10点。
GM:3R目です。どうぞ。
エルヴィン:まあバフとかないならとりあえず当たったらラッキーで殴っておきましょうか。
エルヴィン:《必殺攻撃》で左を殴ります。
エルヴィン:(コロコロ)17。
シールンザーレィ:回避力は16だ!
エルヴィン:15点。
ミリティアナ:補助しない方が当たる不思議……。
エルヴィン:ダメージのダイス、最大が7までしか出てないんだけど(笑)。
エルヴィン:先制は最大が5……。
エルヴィン:おわりー。
ミリティアナ:よし、多分【ウルフバイト】が一番安いな。
ミリティアナ:両方とも下振れすると残るが……まぁ期待値出るべ。
ミリティアナ:《魔法拡大/数》を宣言、主動作で数2倍拡大して【ウルフバイト】を行使します。対象は中、左。
エルヴィン:魔力だけで左は落ちてそうな。
ミリティアナ:(コロコロ)(コロコロ)13点10点物理。
GM:君たちの勝利だ!!
ミリティアナ:何とか落ちたねー。
GM:セキュリティを破壊した。回復と戦利品判定をどうぞ。
エルヴィン:種族特徴込みなら中も確定だったから、行使の1ゾロだけでしたねー。
ミリティアナ:防護点ちょっと勘違いしてたで御座る。普通に大丈夫だった。
エルヴィン:2部位振りましょう。
ミリティアナ:1部位。
イーリス:回復しよう。【キュア・ウーンズ】をエルヴィンとミリティアナに。
GM:耐魔素材(40G/金黒B)×3、魔動部品(300G/黒白A)×2、希少な魔動部品(900G/黒白A)。
リズベット:イーリス、〈魔香草〉をひとつ渡すので炊いてください。
エルヴィン:初めてなのに、ドルイドのMP消費感覚はいい感じ。
ミリティアナ:こちらもお願いしたいー。
ミリティアナ:なんだか扱いやすいMP加減。
エルヴィン:「ちょっと休憩を取ろう。この様子だと、まだ中にも危険はあるだろう」
ミリティアナ:初手3倍拡大でも良かったかなぁ。
エルヴィン:どっちでもいいですね、初手で一気に行っても最初は多少抑えても。
ミリティアナ:ふむー。まぁ、慣れていくべー。
イーリス:せっかくだし処方判定しよう。
イーリスは『RL』で追加された一般技能ドクターの処方判定を使用して〈魔香草〉を使用することにした。
イーリス:リズベットのMPを10点回復だ。
ミリティアナ:あ、こっちも草を渡すのでお願いします。
エルヴィン:まあこのパーティーだと、連戦じゃなければMP回復があるので、強気でもいいかもですね。
ミリティアナ:そうですね。ちょっと連戦警戒してました。
イーリス:ではミリティアナにも処方判定。
イーリス:(コロコロ)失敗しよった。
イーリス:処方判定失敗時はレンジャーの方適用もできないであってるだろうか?
GM:処方判定失敗時はレンジャーもドクターも加算できないね。
イーリス:「すまない、効果が今一つのようだ。私の手持ちを使わせてもらおう」
ミリティアナ:「構わないのです。もう1回お願いできると嬉しいのです」
イーリス:9点です。
ミリティアナ:物はこっちから出しますよー。
イーリス:時間に問題がなければ、自分にも処方します。
GM:時間制限はない。
イーリス:処方判定……これで大丈夫だ。
GM:回復処理は終えたかな。では今日はこれで中断としましょう。お疲れ様でした。
イーリス:おつかれさま。
エルヴィン:おつかれさまでした。
ミリティアナ:お疲れさまでしたー。
だいたい3時間程度のセッションを終え、後日に再開する流れだ。
このようにテキストセッションは非常に時間がかかる。しかしボイスセッションに比べて、声を出す必要がないため同居人に気を使う必要がない、異性のロールプレイに困らない、などテキストセッションにもメリットはある。
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