大鷲の翼は漆黒の獅子を抱く
秋月真鳥
一章 私の知らない私
1.桜並木で出会った美形
第1話
枠から外れたことのない人間だと思っていた。
祖父がアフリカ系なので濃い色の肌と癖の強い髪、黄色っぽく見える目と女性にしてはやたらと高い身長を持つくらいで、性格は大人しく、特に目立ったところはない。
仕事も大学を出てから入った法律事務所の事務員をずっと続けていて、他に何の経験もない。
恋愛だって、180センチ近い長身と大柄な体付き、濃い顔立ちで遊んでいると思われているが、全く縁のないまま35歳の誕生日を迎えて、結婚もしないまま、一人で施設にでも入って老後を過ごすのかと考えていた矢先のこと。
私、
これは、私が自分の知らなかった私と出会う物語である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます