甘菓子 ーアマガシー
影山 みはつ
第1話 頼子
千智が「頼子、おはよう」とバックを持って、頼子の隣に来た。
頼子が「おお、はよ」と千智に挨拶をした。
千智が「もっと女の子なんだから、女の子らしく挨拶をすれば良いのに」と笑って見せた。
頼子が「そお?そんなに女の子らしくって、そう?そうよね?みたいな?私、そう言うノリじゃ無いから」と千智の意見にそっぽ向いた。
千智が「そう。折角良い話を持って来たのに、興味なしか」と手紙を出したと思えばバックに閉まった。
頼子が「えぇ?何々?千智、教えてよ」と千智に駄々をこねた。
千智が「どうしようかな?まずは笑って見せて」と言うと、口をわざとらしく横に伸ばして頼子は笑って見せた。
頼子が「笑ったよ」と千智に話をすると、千智が「怖いよ?何でそう言う嫌味な笑い方しか出来ないかな?」と頼子を横目で見て居た。
頼子が「そうかな?これでも笑って居ると思うんだけどね」と千智に話し掛けた。
千智が「仕方ない。じゃ、これあげるよ」と手紙を渡した。
頼子が「これって、手紙?」と千智に訊ねた。
千智が「そうよ。見れば分かるでしょう?」と片目をつむりながら話をした。
頼子は「これって誰かしら?しかも私に向けて手紙が書かれてる」と驚いて居た。
頼子は「何々?これは、頼子さんの為に書きました。入学式の日に、君を見て僕は一目惚れをしました。本当に気になっています。もし良ければ友達からよろしくお願いします」と手紙には書かれて居た。
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