カクヨムで書き手として活躍している皆様は、どんな時に「読み手から愛されてる!」と感じますか? PVが増えたとき? 星が付いたとき? サポーターからギフトを贈られたとき?
愛を感じるタイミングは人それぞれと思いますが、応援コメントもしくは文字付きレビューをいただいたときは、書き手の皆様は内心歓声を上げて喜ばれているのではないでしょうか。特にそのコメントが、「自分の書きたかったところ」を的確に汲み取って、評価してくれる内容だったときは……。
およそクリエイターにとって、自分の造形物――作品そのものはもちろん、ストーリー展開、舞台となる世界の設定、そして登場人物――を味わいつくしてくれるファンがいる、というのは、何ものにも替え難い無上の喜び。そう、これはひとつの愛のかたちであり、いわゆる「推し」の表現方法なのではないか?
本作は、作者である四谷氏が、某ノベルゲームの二次創作活動を始めたきっかけについて語ったエッセイです。氏にとって、二次創作とは何か? その答えを見つけたときが、氏のアイドルへの「推し」の方法に気付いたときでもあります。
四谷氏作品のファンである私が、何故氏の作品に魅かれるのか。本作でその理由を理解できました。
人の数だけ愛のかたちがあるならば、推しのかたちも人の数だけあるはず。本作は、ある書き手の創造の原点となった「推し活」について綴ったエッセイです。四谷氏のファンも、これからファンになる人も、是非ご一読を。
この作品の筆者は『ひぐらしのなく頃に』が好きで、二次創作までしていたようです。
魅音というキャラを推していたらしく、そのキャラへの情熱を読んでいてすごく感じさせられました。
私も『ひぐらしのなく頃に』は大好きな作品なので、読んでいて「それわかるなぁ」という箇所が多々ありました。
おそらく、ひぐらしが好きな人や二次創作をやっている人あるいはやっていた人は、共感できる部分がたくさんあるんじゃないでしょうか。
この作者の言うとおり、好きな二次元のキャラはオタクにとって『アイドル』だし、二次創作をすることは今風に言うと『推し活』だなって読んでいて納得させられました。
『ひぐらしのなく頃に』が好きな人やこの筆者のファンの方は読んで損はないと思います。是非読んでみてください。