第23話

かぐや姫は静かに湖面に映る五人の姿を指差した。

ハク、美花穂、凌、さゆ、璃桜

「あれは。妖と・・・・・・俺の子孫か」

「子孫が今苦しんでいる蟲はあなたが毒されたことに起因する。だから、あなたの手で実を射ることが必要だったの」

そして、呪いをかけた夜輝天女自身が摘み取った実であることも。

同じく呪いをかける起因となったかぐや姫の・・・・・・能力も。

「そうか」

と呟く光の目に、苦渋の色が浮かぶ。

「あの実は、望樹の実。強く願いをかければ、叶えることができる樹木に育つ。ただし。一人の思いでは、育たない。二人でもだめ。五人が、同じ想いを持った時に。それが互いを思う想いだった時に。始めて願いを叶える実をつけることができる。まだまだ実をつけさせるには足りない想いだけど、もっと絆を強めることができたなら。きっと、願いは叶う」

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