第10話
「私も現実の殿方を好きになった事は無いからちょっと分からないけど、二次元の殿方を好きって感情なら分かるよ!」
「それってどんな感情?」
「毎日会いたい‼毎日声が聴きたい‼もっともっと彼を知りたい‼あわよくば匂いを嗅ぎたい‼」
「……やっぱ、そうだよね」
アタシの中での彼はちゃんと"初恋"で、Likeでは無くLoveの感情だった。
だったと言えば過去形になるけど、実際の所今のアタシの感情は分からない。
只会いたいって気持ちはあるし、話したいって気持ちで毎日彼を探してる。
「じゃあ、おやすみ~‼今日も目の保養をありがとう女神様~‼」
「こちらこそありがとう。今度ホノと三人でコスメ見に行こうね」
「え、いいの⁉私浮かない⁉女神様と姫に挟まれるんだよ⁉」
「大丈夫大丈夫。ヒイロちゃんは可愛いよ?」
「はぅ‼女神さまからの愛で私のHPは0‼ポーション補充の為に帰ります‼」
「気を付けてね、またね」
アタシなんかにこんなに面白くて素敵な友達が出来たのは、間違いなくヒビキとヒラさんのお陰だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。