心にグッとくる物語でした。最初は「ついてない」を連呼してたアレックスが、いろんな人に支えられて少しずつ変わっていく姿にじんときます。特に教皇との関係が最高で、口では「クソジジイ」って悪態つきながらも、心の底では深く信頼してるのが伝わってきて……あのやりとり、ずるいくらい好きです。緋色の髪の意味が変わっていくところもすごく良かった。笑えるところはしっかり笑えて、シリアスなところはしっかり泣ける。テンポも良くて一気読みでした。読後に「ああ、いい物語だったな」って思える、そんな一冊です。