第13話
数時間後…
メアリーSide
国王様から直々に城に来るように命令され、エリザベス様と一緒に寮から城に向かっている最中である。
『大変…魔物なんて私怖いです…♡』
「怖いのも仕方ないわ…魔物って見た目も性格も恐ろしいですもの…」
エリザベス様とお話していたら、黒い影がサッと横を通っていった。
隣を見るとさっきまで喋っていたエリザベス様がいない。
何処だ?!と後ろを向くと
「くく、エリザベスは貰った、明日までに魔王城まで来ないとコイツの命は保証できんな…まァ、魔王直々に来てやったのだ、感謝しろ」
魔王に連れ去られた?!
魔王が意識を失ったエリザベス様を担いで消えてしまった。
ふざけるな!
ま、まずは城に向かわないと…猶予は明日まで…
城に寄ったら魔王城へと急ごう。
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