このお作品は、魔法が存在しないはずの世界で、兵士と巫女が“手をつなぐ”ことで禁忌の力を発現させてしまうところから物語が動き出します。
舞台は内戦で割れた聖教国。
信仰、異端、戦争。
そんな要素が絶妙に絡み合いながら、静かで、でも確実に熱を帯びていくファンタジー作品です。
まず惹きつけられるのは、なんといっても世界観の密度と深さ。
宗教体系、国家の仕組み、人々の価値観まで丁寧に描かれていて、ファンタジーでありながらどこか“現実の延長”のような感触があります。
単純な魔法バトルではなく、魔法そのものが「神に背くもの」として扱われることで、力を持ってしまった者たちの葛藤に厚みが生まれているのも印象的です。
主人公のギストとヒロインのシャーリーも、いわゆるテンプレな主従関係ではなく、思想も立場もまったく違うふたりが少しずつ歩み寄っていく過程がじっくり描かれていて、信頼の積み重ねにリアリティがあります。
周囲のキャラたちも背景を感じさせる人物が多く、登場人物同士の関係性にも深みがあり、群像劇としても高いクオリティを維持されておられます。
一度世界に入り込んでしまえば、静かな熱量と緊張感にぐいぐい引き込まれていきます。
総じて、本作は信仰と禁忌の境界を真正面から描いた、本格派のダークファンタジー。
ドラマ性、世界設定、キャラクター、それぞれがしっかり噛み合っていて、じっくり読みたい人にはたまらない作品です。
重めのテーマや世界観が好きな方には、ぜひおすすめしたい一作です。
皆さんは『魔法』と聞いて何を思い浮かべますか?
ファンタジーものにありがちな『魔法』ですが、この物語の『魔法』は王道から離れています。
序盤では、主人公のギストのみが『魔法』を使うことができると明かされています。
そうなんです!この世界における『魔法』とは誰でも使えるものではないのです。
むしろ異端の能力とされています。
このように、この小説では設定が緻密に作り込まれています!
『魔法』以外にも対立している国家同士のすれ違いや、宗教観、キャラクターの背景など、それぞれの設定が丁寧に構築されています。
それだけでなく、描写の一つ一つが細かく、丁寧に書かれていてとても読みやすいです。
張り巡らされた伏線に、意外な展開。
『この後はどうなるんだろう』とドキドキが止まりません!
ぜひ皆さんも、緻密に作り込まれた世界観に浸ってみてください!
魔法のない世界観の西洋ファンタジー。ですが主人公は誰もが知り得ない特殊な危険な力を秘めていました。
それを魔法と名付けました…
国からは出自不明な捨て駒扱いの彼。ですが偶然見つけたその力を国の巫女の支えで使いこなし、仲間達のために戦う重厚なファンタジーとなってます
美しい情景描写、リアルな世界観。味方なのに権力にとりつかれたムカつく連中…
西洋の歴史物のようにも感じられる戦争を題材の物語。
飽きることなく、先が気になる事でしょう✨
一部読了タイミングですごい事実が明らかになり、主人公にも出生の秘密がありました
なぜ彼は魔法を使えるのか?
そして敵国との関係性、戦いの行く末は?
とても気になりますね✨
戦争物、ファンタジーがお好きな方におすすめします✨
友情も感じられますよ!
自分の推しキャラはヒロインの巫女様ことシャーリーさんですかね✨
あと緋雷将軍!
物語の舞台は、かつて一つだった国が二つに分かれ、今も争いの絶えない時代。
その一つ、エリシア聖教国。その国教たる”聖巫教”が象徴とする「巫女」。
そして、聖巫教軍の中で”使い捨て部隊”とまで揶揄される場に身を置く青年「ギスト」。
この天と地ほどにも立場の違う二人が出会った時、物語の扉は開かれます。
これは魔法の真実を求める物語でもあり、二人が絆を育んでいく人生の一幕でもある。
対して――敵にして聖巫教に「悪魔」と呼ばれる存在、王国軍。
彼らとの出会いも、二人を更なる動乱に巻き込んで行きます。
様々な謎と伏線が物語を彩り、詩的表現のひかる文章がお話への没入感を支えます。
テンプレに飽きた。
秋の夜長にどっしり腰を据えて、濃厚な世界に潜りたい。
そんな方に、特にオススメしたい作品はコチラです!
魔法が異世界ファンタジーでよくある“便利な道具”ではなく、未知で恐れられる力として描かれているのが印象的なハイファンタジー作品です。
主人公ギストの魔法は、その神秘性ゆえに周囲の信仰や不安と結びつき、物語全体に緊張感と荘厳な空気をもたらしています。
さらに、巫女シャーリーが“鍵”となってその力を制御する構図も、ただのヒロインには留まらない強い存在感を放っています。
また、緋雷将軍ジークをはじめとするサブキャラクターたちの描写も非常に丁寧で、彼らが世界の中で本当に“生きている”ことが、戦場の一言や仕草から伝わってきます。
魔法というテーマに、宗教・政治・人間の感情を重ねることで、テンプレを超えた深みのある物語に仕上がっています。
続きが非常に気になる作品です。
魔法が存在しないはずの世界で、なぜか“魔法”を使えてしまう主人公・ギスト。
その謎を知りたいという純粋な好奇心と、敵味方を問わず彼を取り巻く魅力的なキャラクターたちの“生きざま”に、気づけばどっぷりと世界観に引き込まれていました。
戦場では、命が燃え上がるような鮮烈な展開が連続し、どの場面もまるで映画のワンシーンのように、鮮やかに浮かんできます。
繊細で、設定は驚くほど緻密。
かと思えば、戦闘シーンでは息を呑むような迫真の描写──
“静”と“動”が美しく交差する、まさに【名作】です。
その証拠に、ファンによる考察の熱量も、とにかくすごい…!
ファンタジー作家を志す方には、ぜひ一度読んでいただきたい一作です。
雪どけを迎え、また王国軍との戦が始まろうとしていた。
主人公の新兵ギストをはじめエリシア聖教国の先鋒部隊の兵士たちは、国で唯一女神さまの声を受け取れる存在、巫女さまのご加護を授かるために集まっていた。
そこでギストは巫女さまの神秘の力『女神の祝福』を目の当たりにすることになる。
そして、育ての親でもあるロルフ隊長のお粗末で、ギストは巫女さまのご加護を授かることになってしまった。
差し出された巫女さまの手を取った瞬間、異変は起きた。ギストはこれがご加護なのかと思ったが、巫女さまは不思議な反応を見せていた。
が、そのままギストたちを送り出す。
それから数日後、戦いは始まった。
ギストたちの前に現れたのは規格外の化け物、王国軍の緋雷将軍。
緋雷将軍は大剣を振るい前列の盾兵を吹き飛ばしていく……
そしてそこへ異常に早く広がる霧が戦場を覆っていった……
そしてそこへ火矢が降り注いできた……
ギストたちはロフト隊長を残し撤退しなくてはいけない状況に……
いったんは窮地を脱したかと思ったが再び追撃の矢が……
追い込まれる中、そこへ現れたのは……
気が付いたら物語の世界観に取り込まれてしまっています。
面白いです!
是非、お勧めしたい作品です!