夏の終わりの少し憧憬的な、名残惜しい空気がとてもよく再現されています! しかし、それは秋が来ればのこと。目が覚めるとまた今日に戻ってしまう。そう思うと、何処か不気味で、秘密を共有できる女の子の登場にも、妙な肌寒ささえも感じてしまいます。 もっと夏休みが続けばいいのに、子供の頃に願ったことがここまで不気味だったのか、と改めて思いました。 独特な雰囲気で、思わず魅入ってしまう、そんな作品でした!
8月31日をずっと繰り返している…というお話なのですが、見方によっては羨ましくもあり、また違う見方になるとただただ不気味さが印象に残ってくる作品です。それであってどこか懐かしいような、読んだ後にはほっこりもできます。とっても読みやすいので、皆様も是非読んでみてはいかがでしょうか。