魔王エアロスへのインタビュー
「名前と年齢をだと……魔王に対して、無礼じゃないのか? それにわらわは乙女だぞ……?」
Q.御託はいいから。
「お主……! まぁ、そう睨むな。教えてやる。エアロス・グレーベル。歳は十七になったばかり」
Q.魔王にしては若いですね。
「父と母は祖父が崩御した際に夜逃げした……。で、十三の時に魔王にされた訳だ。若いからと言って、馬鹿にするでないぞ。今は乙女の姿で各国を一人で歩いて潜伏し、人間の動向を勉強中だ。政治は他のものに任せている」
Q.そんなこと言って、政治ができないんじゃ。
「……っつ……そうだ。だから、学んでいると言ってるだろう?」
Q.護衛も付けずに?
「護衛などいらぬ! わらわ……私の魔力と俊敏さがあれば、暗殺されることもない。今までだって、山賊を一人でぶっ飛ばしたんだ! そもそも高貴さがあるから、敵は戦わずとも逃げていく」
Q.でもその前に人間の商人が乗った馬車を馬の代わりになって引いていたという情報があるんですが? 高貴さって何ですか?
「お主……どこまで私を愚弄すれば……! たまたま馬が病気になったから、私の魔力で代わりをしただけのこと……」
Q.そして、それが強さの秘訣ですか?
「どこまで知ってる? ああ……私の能力は人に好かれれば好かれる程、強くなる能力だ。逆に近くにいる人間共や知能の発達した魔族共に嫌われてしまえば、力が出なくなる。だから、嫌われる訳にはいかないの!」
Q.あんま魔王らしくないですね。
「それを言うなぁ! って言っても、海辺でゴミ拾いをした魔王が他にいるかって話になるけど……!」
Q.なんか成果あったんですか?
「ああ……好かれる内容によって力が変わるみたいでな。私は箒を持って、暴れる人間や反逆する魔物を箒で一掃できるようになってしまったでな……」
Q.本当に人間滅ぼすことってできるんですか?
「分からん! とにかく善行をしなければ……強くならないことは分かった。つまるところ、いいことをしてしまくった後に人間共へ宣戦布告をする! 大きな魔力で誰も気付かぬ間に焼き尽くすしかないのだ……!」
Q.能力が悪いことをすればする程の方が良かったですかね?
「当たり前だ! 何で魔王がわざわざいいことして褒められるんだ! しかも滅ぼせと言われてきた人間を! 何故!? どうして!? 悪いことをして、人間……魔族にすらも恐怖統治で内心は嫌われていて……! そんな悪のカリスマが魔王ではないのかっ! 今の状態じゃ、ただ慈善活動をしている若い美少女になっているじゃないか!」
Q.自分で美って言うんですね。
「黙れぇえええええ! お前は魔王特性強火の魔力で骨も残さず、じっくりこんがり焼き尽くしてやる……! って、ううむ、力が出ないっ! お主、何も考えてないのか!」
Q.本日はありがとうございました。では最後にスリーサイズを。
「上から90、85、90で……って何を言わせるんだっ! 乗せられやすいんだよ! あっ、ちょっと待てっ! 待てぇえええええええ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます