タイトルに惹かれて読み始めました。所々に差し込まれる『昭和』になんとも癒されました。野良犬、昔は一定数いましたよね。集団登校の時によく着いてきてました。私も学生の頃に捨て犬を拾った事があり、そのコの事を思い出しながら読んでました。完結になってますが、もう少し読みたいお話ですね。
今はいませんが、昔は野良犬が日本にもいました。その時の野良犬の様子はどうだったのでしょうか。人々に愛されていたのか、はたまたひどい目に遭っていたのか。本作はそんな、野良犬がいた時代の一人の少年のお話です。犬か猫が飼いたくてたまらず……ウサギも出てきたり。そんな中で織りなす子供ならではの人間関係も垣間見れます。生き物の世話って本当に大変です。亡き愛犬を思い出しました。このお話は、動物を愛する人たちに是非読んでいただきたい作品です。ラストがちょっとクスッと来ました。