第15話

黒の地域に住む人達の情報はほとんど他の地域に住む人達は知らない。


だからアイリーの叔父がどれほど優秀な博士だとしても、周りの地域にも国にも届かない。どれだけ内情が酷くても、豊かでも、それを知るのはそこに住む人達だけだ。



国の法律で結婚が許される十八歳になったアイリーは叔父が亡くなる時、この小さな世界から逃げなさいと言われていた。このままここにいたらアイリーはおかしくなる、と。



黒の髪色を持つ女は、異色の女よりも耐える力を持っている。痛みにも快楽にも。


それは、男も同じだった。


気持ち良いと感じるまでの時間が長く、黒の男は黒の女でしか気持ち良くなれない。女も黒の男でしか満足できない。



「俺の研究者としての師匠はアイリーの叔父だよ」


「っうん、ぁあ…ふぅ、」


「俺も黒の地域で生まれ育った。でも俺、他の地域への興味も止まらなくてさ」


「あっ、そこ…っ…!」


「他の地域で生きて行くにはお金が必要だったけど、師匠から人を狂わせる薬の作り方とか色々教えて貰ってたし、俺天才だったから目の色を変える薬も超簡単に量産。今も色んな所から求める声が上がってるよ」


「リエ、ルぅ、あ、もっと、」


「別にあそこに未練とか全くなかったし、面倒を避けるためにも髪の色も変えた。でもやっぱり異色の女じゃ満足出来ないみたいなんだよねぇ」



リエルは立ち上がらせたアイリーの後ろから奥まで自分のモノが届くように腰を前後させる。

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