第13話

ナイトは中途半端になっていたエリスの服を脱がせる。柔らかな彼女の肉体はどこを触っても可愛い音を奏でた。


一番気持ちよさそうな声を上げた場所をナイトは集中的に攻め、エリスの息をますます乱す。


厭らしく光るそこはナイトを求めていた。



「…エリス、」


「早くきてくださいっ…ナイト、さまぁ…んっ」



聖母のようだったエリスの影はもうどこにもない。だがそんな今のエリスの方がナイトは愛おしかった。



先程よりもゆっくりと優しく貫かれたエリスは、今までで一番激しい快楽に腰を仰け反らせた。



「あっ、あ、あああぁぁ…っ!」



少し痛みはある。


だが、それ以上に心も身体も満たされていた。


この感情を表現するにはどんな言葉が似合うだろうとエリスは思った。



やっと結ばれたナイトの身体は抑えきれない程、興奮していた。



「ずっとこうしていたい」


「私もです、ナイト様……」


「でも知っているか、エリス。もっと擦り合わせた方が気持ちがイイらしい」


「そう、なのですか…?ナイト様は私と同じなのに何故知っているのですか?」


「…結婚している奴が教えてくれたのだよ」



だから動いてもいいかと聞いたナイトにエリスはゆっくりね、と笑った。


二人はその快感がどれ程のものなのかを身をもって知った。想像していた気持ちがイイという言葉では足りないぐらい、気持ちが昂った。



ナイトとエリスの初めての経験は痛みを伴いながらも、蕩けるほどに甘く、淫らだった。

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