編集済
はじめまして。
興味深く読ませていただきました。
声高に不満を言う割に、何がどうなれば満足なのか分からない人っていますよね。テレビや新書にもいますが、SNSは特にそういう人たちが荒らし回っている印象です。
このご友人の息子さんの場合、一見すると『体調不良にならないように日頃から備えておけ』、あるいは『貧血なんてどうせ演技だ、その女子はたんに男子の気を引きたかったんだ』という考えにも思えますが、『貧血とはどういうものか』を説明しても聞きそうにないところを見るに、残念ながら、『自分も女子を助けるという建前で体に触りたかった(そして、セクハラを疑われることなくむしろ感謝される状況になってほしかった)』というのが本音だろうと思います。たぶん本人も気付いてなくて、指摘されても否定するのでしょうが、それ以外にこの息子さんが満足するビジョンが、ちょっと思いつかないです。
親御さんの立場は大変だと思いますが、伝えるべきことを伝えた上で、本人が自分で気付くのを長い目で見守るくらいしか、出来ることはないように思います。SNSをやめさせようとしても聞かないでしょうし、息子さんのようなタイプに言い負かされないよう、親御さんの方も理論武装をしておいた方が良いかもしれませんね。嘆かわしい時代です。
<追記>
今の時代なら実際ありそうなお話でしたので、つい熱くなりました。長文失礼しました。
作者からの返信
リアリティを感じていただいて、大変光栄に思っております。
SNSの言ったもの勝ちの風潮って怖いですよね。大人になってからネットができた人と違って、子供の頃からSNSがある環境で育った人には、便利さへの羨ましさより心配の方が強くなります。
ネットでよく見る、話をかみ合わせることができない事に気が付かず、相手を出し抜いたと思い込んでいる人への恐怖心を作品の形にして発散した感じです。良い事なのか分かりませんが……。
心のこもったコメント、評価、大変励みになります。ありがとうございます。
編集済
まぁ中学生ならまだ空気読めない子もいますよね…というのは甘いのだろうか。恐らく彼は健康優良児でこれまで体調を崩して周りに助けてもらったことがないでしょう。経験がないから、体調不良の緊急性がまだちょっとわからないのかも。
自分が助けてもらった後なら、人にも優しく出来るものですからね。
もしかすると経験こそが想像力の源なのかもしれないな…とぼんやり思いました。
作者からの返信
今の時代、発言の内容よりも、発言することそのものが目的になってしまっている人が増えたのではないかなと思います。
内容を吟味せずにSNSで発信してしまう人ってちょくちょく話題になりますから。息子くんはその風潮に染まりつつあり、無知から直接周囲に言って達成感を味わっている感じです。
言わぬが花という言葉への郷愁から書きました。
経験、大切ですよね。
最近は経験をしていないことに気がついていない人が増えたとも思います。
温かいコメントありがとうございます。評価もいただき、嬉しいです!
こんばんは。
興味深いというか、確かに難しい問題ですね。
今の子どもたちを取り巻く環境に、ジェンダーが入り込んできているし、私たちの頃とは大きく変わっているな、と思います。
男子が、女子の生理体験をするという話も聞きますし、情報過多の中で、何が自分の意見なのかも分からなくなっている。
でも、ここで、不気味に思えたというノーマルな感情が真実のような気がします。
普通に、思いやりと優しさがあればいいと思いましたが、表面的な行動の裏のものをこの子はみようと自分の中で思い描いている気がしました。でも、それが果たして本当に、自信を持って自分の意見なのか、言ってしまった後で、よく考えてみるといいかもしれないですよね。
でも、まだまだ若い頃には難しい気がします。
経験しないと、やっぱり分からないですよね。
こんな風に感じる子どもたちがいるのですね。
長文、失礼いたしました。ありがとうございました(#^^#)
作者からの返信
お読みいただき嬉しいです。
この本は自分の子ども時代への抗議もちょっと入ってるんです。自分の意見をはっきり発表しましょう!という風潮が濃かったので。
その風潮は今でも色濃く残っていると思います。
善悪の判断が身についていない子供に、自分の意見をどんどん言えとけしかけるのがどれほど問題かを自分なりに表現してみました。
人生経験の浅い人がむやみに自信を持ってしまうとこうなるのでは?という感じです。
コメント、評価、ありがとうございます!心から感謝です!!