第8話 稽古
親との再会を済ませたアレン、その日は安らかに眠っていた。
明日の稽古に心を躍らせながら。
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朝
朝起きたら部屋には誰もいなかった。
まだ少し眠いしもう少し寝ようかなと思っていたら今日は稽古の日だと思い出した。
そのことを思い出すと目が覚めてしまい二度寝をしようにもなかなか眠れなかった。
仕方なく起きて運動でもするかと思い、日課だった筋トレを始めた。
お父さんに言われてやっていたものだ。
「戦士を目指すなら筋肉もつけなきゃな。」と、言われたのだ。
ただ父さんがそう言う事を言うと毎度の如く「勉強もしてほしいんだけどれね・・・」と、言っていた。
そのまま30分ほど運動を続けていると(すごいな・・・)シスターさんが起こしに来てくれた。
「まあ・・・!」
シスターさんはこんなに朝早くから起きて筋トレをしていたことに驚いたのか思わず声が出てしまっている。
「すぐにご飯を持って来ますからね。」
「ありがとうございます!」
その後、運ばれてきた朝ごはんを残すことなく食べ尽くし、しばらくした後に稽古をつけてもらうために場所を移動した。
相手をしてくれるのはアチーシャさんと言う人らしい。
お父さんと同じ聖騎士だがお父さんと違い現役のようだ。
あチーシャさんのギフトは「剣の知」と言い剣を使ったことに関してとても深い理解を示し、剣がとても上達しやすくなるらしい。
ついでに人に対して剣を教えることもうまい。
訓練場
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僕から見た感じアチーシャさんはお父さんより強そうだった。
「よ、よろしくお願いします・・・!」
「元気な挨拶だな、親によく愛されて育てられたんだろう。」
「うん!お母さんとお父さんはとっても優しくて料理も美味しいんだよ!」
アレンにとってお父さんとお母さんは自慢の存在だった。
そうしてしばらくたわいのない会話をした後に稽古始まった。
「言っておくが私は子供だからといって容赦はしないぞ。」
「・・・はい!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「まだだ!踏み込みが浅いぞ!」
「どうしてそこで逃げた!後一歩踏み込んだら当てられていたはずだ!」
「これでも手加減してるんだぞ!一発くらい当てて見ろ!」
アレンは色々なことを言われているがそれに対して言い返す余裕はなく言われたことを少しでも改善・実行しようと努力していた。
それからしばらくしてやっと休憩をとらせてもらえた。
(まだだ、もっと出来るだ)
アレンは納得していない様子だったが他の人からすれば聖騎士とまとも・・・いや、一発も当てられていないが・・・ともかく、他の人からすればとてもすごいことだ。
「お姉さんはどうしてそんなに強いの?お父さんと一緒に特訓しててもこんなに強くなかったよ?」
アレンのその問は近くにいたシスターさんが答えてくれた。
「それはね、君のお父さんが戦闘系のギフトを持っていなかったのよ。あなたのお父さんは支援系のギフトを持っていたの。支援系とはいえども一応聖騎士の訓練はしてたから強いけど戦闘系のギフト持ちに比べれば弱く見えてしまうのよ・・・。」
「そうなんだ・・・」
アレンとしては自慢のお父さんより、もっと強い人がいることを知り少しの残念な気持ちと・・・さらに自分が強くなれるかもしれないと言う希望に心を躍らせていた。」
そしてまた稽古が始まる・・・
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絶望の地〜魔王城〜
「勇者の殺害に失敗したか・・・」
「申し訳ございません魔王様・・・」
「まあいい、早速次の手をうとう。」
「はは、今すぐ次の準備に取り掛かります。」
魔王が肉体を得て配下と会話をしている
その肉体は・・・
「ふむ、この器はとても余にしっくりと馴染む。確か名を・・・ミーシャと申したか、この器を提供してくれたものの名だ、しっかりと覚えておこう。」
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