第7話 新たな生活


投稿が遅れてすみませんでした!

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朝:ハイフォン


アレンさんが目覚めてから1日が経った

私の記憶封印魔法は上手く効いているのでしょうか?


アレンさんの部屋に様子を見に行ったら朝ごはんを食べていた


「おはようございます!」


アレンは先日、親の死を告げられた子供には見えないほど元気だった


「おはよう、アレン」


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朝起きたらシスターさんがご飯を持ってきてくれた


量も少なくて味も薄い

いかにも教会のご飯という感じだ


まあ、田舎で育ったアレンからすれば普段のご飯より少し味が薄いという程度だったが・・・


それにアレンは家での教訓(?)として「働かざる者食うべからず」ということを教え込まれていたので働いてものいないのにご飯を食べさせてくれているだけでありがたいのだ(もちろん家でも自分にできる手伝いをしていた(させられていた)。


アレンは家族の死という記憶を封印されたためアレンの夢を口にすることができた。


「シスターさん、僕ね魔王を倒して勇者になるの!」


「え?」


シスターは思った、今までも何人ものものが「我こそが魔王を倒す!」と声をあげて絶望の地(魔王城がある土地)に旅立っていった


また・・・帰ってきたものもいなかった


シスターは迷った

このことを伝えたら子供の夢を壊すことになる

だが、真実を伝えずに死なれるのも困る


そこでハイフォンが言った


「でしたら手の空いている聖騎士に相手をさせてみてはどうでしょうか?」


「いや、相手は子供ですよ。聖騎士相手じゃ相手の力が強すぎて訓練になりませんって!」


「いえ、大丈夫でしょう。アレンはウォール・レスクロードからの訓練も受けていたようですし」


「ですが・・・」


「それに格上の剣術を見ることも上達につながるでしょうし。」


「・・・わかりました、そう手配しましょう」


「僕、何かするの?」


ハイフォンが答えた


「はい、勇者を目指すならまず基本的な力からですからね!聖騎士に稽古をつけてもらえるように頼みますよ。」


「ありがとう!・・・そうだ、お父さんとお母さんに合わせてくれる?」


アレンはいくらしっかりしているからといっても6歳だ

お父さんとお母さんに会いたいと思うのは当然だろう・・・


だがハイフォンは黙ってしまった


「どうしたの?」


隣にいたシスターがハイフォンに小声で聞いた


「アレンさん、家族の死は昨日のことで知っているはずですよね、なんで家族に合わせてくれというのですか?」


「・・・記憶封印魔術を使ったからです・・・。」


「え!それは国の許可がなければ使うことを禁止されているはず!なんで使ったんですか?!」


「それは・・・」


「はあ、わかってますよ、貴方なら悪用はしないでしょうしね・・・けど・・・私たちにも相談してくださいね!そしたら必ず貴方の力になりますから。この教会にいるシスターも聖騎士も・・・掃除員も全員貴方の味方なのですから。」


「!・・・そうでしたね、ありがとうございます。では、早速ひとつ頼み事を・・・。」



「いいですよ、アレンさん。お父さんとお母さんに会わせてあげます。その代わり少し待っていてくださいね。」



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教会


教会の奥では情報収集部隊の集めた情報をもとに偽装工作を進めていた

その進めていたものというのが・・・


「ウォール・レスクロードとイルミス・レスクロードの性格は?」


「はい!こちらにまとめてあります!」


「魔術師の手配を! あっ変化魔術の使えるものをお願いね!」


「ウォールとイルミスの着ていた服は?!」



そう、アレンに家族が生きていると思わせるための工作である


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「アレン!無事でよかった・・・」

「よく生きてたわね・・・」


しばらく経った後にアレンは家族(になりすましている教会の者)と再会を済ましていた


「お父さん、お母さん・・・」



・・・・・・そして、その偽りによって安定させられている少年の精神、それが解けたき・・・



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さて・・・こっからどんな方向に調理していくかな・・・

できるだけダークに・・・


投稿ペースを落とすことにしました(スイマセン)

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