レインボー7壊滅!!さらばバベリング・タワー!!
【登場人物紹介】
( ^ω^)【筋肉その1】:マヨネーズを一気飲みできる。
('A`)【筋肉その2】:火の点いた煙草を口内に入れたまま水を飲める。
(゜、゜*)【魔女】:炭酸飲料が飲めない。
( ・∀・)【勇者】:事態が飲み込めていない。
( ´_ゝ`)【イエロー】:清濁併せ呑もうと努力する所存でいるつもり。
( ФハФ)【正統後継者→ジジィ】:嚥下機能が低下している。
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無事にバベリング・タワーをクリアした勇者と再会した筋肉。喜びもひとしおに、これからの旅の計画を企てる為、彼らは高層階のショッピングモールにある喫茶店に移動したのだった。
( ´_ゝ`)「ちなみに勇者がクリアしたのはバベリング・タワー【ザコザコ初心者ナメクジ・コース】だ」
( ・∀・)「利用者をなんだと思っているんだ」
( ^ω^)「聞いた感じ、初心者向け難易度っぽいな」
(゜、゜*)「ちょっと待って。入る時にそんな説明されなかったわよ?」
( ´_ゝ`)「利用者の実力によって、タワーの難易度を自動調整するシステムがあるんだよ。ずっと負け続けてたり、あるいは何の労もなく勝ち続けたりしても、修行にならないだろう?」
( ^ω^)「うむ。ある程度の成功体験や挫折感を味わうことは大事だ」
( ・∀・)「そうだったのか……ということは、僕は実際には、そんな強くなってないってこと?」
( ´_ゝ`)「そんな訳はないぞ。確かに難易度は低いが、それでもお前は成長している。地上に居た頃の、何十倍も何百倍もな」
( ´_ゝ`)「そう自分を卑下するな。規格外の筋肉共に挟まれて相対的に雑魚なだけで、勇者は強い」
( ・∀・)「イエローさん……!!」
( ・∀・)「なんでアンタまだ居るんですか?」
( ФハФ)「ワシもいるぞ!」
( ・∀・)「帰れよ」
【第12話 レインボー7壊滅!!さらばバベリング・タワー!!】
( ´_ゝ`)「仕方ねぇだろ。職場なくなちゃったんだから」
角砂糖とミルクをぶち込んだ喫茶店オリジナル・ブレンドを啜りながら、事もなげにイエローは語った。
(;^ω^)「え、マジでレインボー7解散したの!?」
( ´_ゝ`)「いや。してないけど。なんか天下七将の契約が切られちゃってさぁ、武曲の野郎が手下連れて攻めて来てさぁ、頑張ったけど負けちゃってさぁ……バベリング・タワー接収されちゃった」
('A`)「数日の内に起きていい出来事じゃないだろ」
( ・∀・)「一つ一つに十ずつ質問したい」
(゜、゜*)「そもそも"天下七将の契約"ってなによ。あんたら魔王の部下の部下でしょ?」
( ´_ゝ`)「七星将とか七賢将はね?でも俺たち『日傘商店』は魔王四天王の"南門天"と契約して、戦力や情報を提供していたのよ。『レインボー7』としてね。代わりに天下七将ブランドを貰ったの」
('A`)「フランチャイズ的な?」
(;´_ゝ`)「違うけど、イメージとしては近いかもな。上納金も収めてたし」
(;´_ゝ`)「悪い契約じゃなかった、結んだ当時はな。まだ魔王がバカな戦争を起こす前だったからな。俺たちが人間とも仲良くしてるのは、筋肉どもには話したよな?」
( ^ω^)「あぁ」
(゜、゜*)「『日傘商店』なら幼い頃にデパート行った記憶あるわ。あれアナタ達だったのね」
( ´_ゝ`)「おぉ。当時のお客様だったか。こりゃどーも」
( ・∀・)「僕の村にはなかったから知らなかった」
(゜、゜*)「でも、いつの間にか閉店しちゃってたのよね」
( ´_ゝ`)「それこそ魔王が戦争をふっかけやがったせいだよ」
(;´_ゝ`)「ったく。俺たちみたいな小売にとっちゃ、戦争なんて百害あって一利なしだ。人間相手の商売はできないし、利益も戦費に消える」
(゜、゜*)「そっちも大変ねぇ」
('A`)「お前らが魔王やら他の天下七将やらとは、違う立場にいることは分かった。だが、それがどうして契約打ち切りからの討ち入りに?」
( ´_ゝ`)「そりゃあ戦争中に立場が違う奴らが居ても邪魔でしょ。用済みになったんだよ、俺らは……多分な」
( ^ω^)「そらそうか」
( ´_ゝ`)「で、そんなゴミの掃除役が武曲ってワケ。『いい修行だ』とか言ってたけど、今より強くなるなんて勘弁してほしいねぇ」
(゜、゜*)「他のレインボー7は?殺されたの?」
( ´_ゝ`)「そう安々と殺されてやるほど命の安売りしてないんでね。散り散りに逃げたよ。人間界にね」
( ´_ゝ`)「あっちにも色々ね。コネクションがあるからね」
( ^ω^)「じゃあなんでお前はここに居んの?逃げ遅れた?」
( ´_ゝ`)「いや、お前ら筋肉の近くにいた方が安心じゃん?」
( ´_ゝ`)「勝ってんでしょ武曲に」
( ^ω^)「なんで当たり前のように俺等がお前を守ってやる前提なんだよ」
( ´_ゝ`)「ほら、敵の敵は味方って言うじゃん?」
('A`)「だからと言って勇者を殺そうとして俺等を軟禁した奴を守る義理はないわな」
( ´_ゝ`)「あれはレインボー7の隊長であり社長のレッドがやったことで、全責任はアイツにありまして、俺はただ指示に従っただけでして、すみませんでしたごめんなさい。さっき虹の玉あげましたよね?」
(゜、゜*)「ナメた社会人仕草が嫌悪感をくすぐるわね」
(^ω^ )「どうする?ここで殺してあげるか?」
(・∀・;)「流石に哀れすぎる」
('A`)「……待て。殺すのは今でなくてもいい」
( ^ω^)「?なにか良い処刑方法でもあるのか?」
('A`)「いや」
('A`)「イエロー。お前、レインボー7は人間界のことに詳しいんだよな。道にも詳しいのか?」
( ´_ゝ`)「ん?あぁ。創業当初はこの脚で行商してたからな。なんなら交易場一つ一つにお得意先の宿屋があるぜ」
('A`)「よし。ならお前がここから俺らを案内しろ。行き先は人間界の首都。勇者の国の王の居る場所だ!!!」
(;・∀・)「えっ!?」(゜、゜;*)
( ´_ゝ`)「俺はいいけど、なんかよろしくなさそうな声が上がったぞ」
( ^ω^)「どうした?国に帰ったら殺されたりするのか?」
(;・∀・)「え、いや……殺されたりはしないだろうけど……」
(;・∀・)「なんというか、恥ずかしいというか」
( ^ω^)「なぁにを言っちょる。仮にも勇者、錦御旗の凱旋ぞ。なにも恥じることはありゃあせんわい。俺らの手柄は勇者の手柄。皆には天下七将の首を落として帰ってきたと言えばいいんじゃ、男ならば胸を張れいッ!!!」
( ´_ゝ`)「どこの国のお方?」
('A`)「異世界」
(゜、゜;*)「いや、まぁアンタらには話してないけど、こっちにも色々事情ってもんがあるのよ……」
(゜、゜*)「というか!なんで今、国に戻る必要があるのよ!」
( ^ω^)「ちょっと国王とお話がしたくて……」
(゜、゜*)「何の話?」
( ^ω^)「そいつはこの拳に聞かねぇとな」
( ・∀・)「対話を諦めるな」
('A`)「そうだな。なんで戦争しているのかとか、なんで勇者が勇者をやっているのだとか。色々と聞きたいことはある」
('A`)「レインボー7からの一方的な情報じゃ、今後、俺らがどういう立場をとれば良いか分からないからな」
(゜、゜*)「どういう立場……ってアナタ達は味方でしょ?……じゃないの?」
( ^ω^)「もちろん俺らは勇者の筋肉、勇者と魔女の味方!!」
( ^ω^)「だが決して国王の臣、人間の守護者ではない!!」
(;・∀・)「ぅ、そう……そうなんだ」
( ^ω^)「うむ。ことによっては、人間からも勇者を守る時がくるやもしれぬ」
('A`)「それを確かめに、俺らは人間の国へ行くのだ」
('A`)「ついでに、散らばったレインボー7にコイツを引き取ってもらわねぇとな」
( ´_ゝ`)「ん?あぁ、そりゃありがたいね」
('A`)「もとより、そうさせるつもりだったろ?」
( ´_ゝ`)「さぁ?なんのことだか……」
(゜、゜;*)「……どうする?勇者」
(;・∀・)「うん。でも……たぶん、大丈夫。筋肉たちがいれば……」
(;・∀・)「なんとか、なるかもしれない……」
こうして決まった勇者の旅路。次の行方は彼の故郷、人間界!!
行き場を追われたレインボー7のイエローをお供に、バベリング・タワーを後にするのであった!!
( ´_ゝ`)「じゃあ今日はもう遅いし、地上に戻ったらバベリング温泉で一泊してから出発しないか?地上に戻るだけで3時間くらいかかるんだよね」
( ФハФ)「久しぶりの地上じゃのう、楽しみじゃ」
( ・∀・)「なんでついてくるつもりなんだジジィ」
( ФハФ)「だってバベリング・タワーが接収されたってことは、ワシ従業員クビじゃし?」
( ´_ゝ`)「クビじゃないぞ。たぶん前線送りだ」
( ФハФ)「カス部署異動」
( ФハФ)「まぁ行く宛もないし、旅に付き合わせてくれ。なに、悪いことはせんわい」
(゜、゜*)「いや、人間の見た目してるイエローは問題ないだろうけど、明らかなモンスターなんか同伴してたら街道歩けないわよ」
( ФハФ)「首輪とか付けとけばペット扱いでいけるじゃろう」
( ^ω^)「別に構わないけど、お爺さんは尊厳が死んでいるのですか?」
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('A`)クソザコ勇者 及び 筋肉モリモリマッチョマン(^ω^ ) 日曜日夕 @elizabeta
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