西崎さん、こんにちは。
この度は完結おめでとう御座います。
すっごく良かったです。
直之のやさぐれ感は現世への未練。彼は世の中を恨んでもいいぐらい過酷な現実を突きつけられた筈なのに、元後輩の面倒を見るぐらい優しい人。律が彼を選んだのは、彼の心根に白い光が宿っていたからなんでしょうね……。直之はこれからも辛い現実にぶち当たるかもしれない。でもその度に律を、そして律の言葉を想い出して自分の足でしっかりと歩いていくんですよね……。
ふたり分の命を抱えた直之。彼の毎日が晴れやかな日々でありますよう、願っております。
この度はとても素敵なお話を読ませていただき誠にありがとうございましたm(__)m
西崎さん、本当にすごいです……。
作者からの返信
槙野さん、いらっしゃいませ!
あたたかなお言葉、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、律は直之の荒みきった心の奥深くに潜むものに惹かれて現れたのでしょう。
直之の生命は律によって救われましたが、律もまた、直之によって救われ、現世を旅立つことができたのだと思います。
作中では触れませんでしたが、律が直之に別れを告げた日は四十九日になるよう意識しました。
これだけの経験をしたので、この先の人生、どんなことがあっても直之は乗り越えていけると思います。そして叶うなら、いつか素敵な女性と出逢って再婚し、最愛の我が子をその腕に抱いて再会の喜びを味わってほしい。そんな気持ちをこめて物語を締めくくりました。
こちらこそ、最後までおつき合いいただきまして本当にありがとうございました!
完結おめでとうございます💐
途中から、律君のこと、何となくそうなのではないかと思いました。
自分が辛く痛い思いをしたにもかかわらず、主人公に奇跡を起こす姿は尊いと思います。
読ませて頂いてありがとうございました。
作者からの返信
時輪さん、今作にもお越しいただきましてありがとうございました!
おお、さすがですね。
律のこと、察しておられましたか!
律はおそらく、直之の絶望と苦しみ、寂しさに共感するとともに、寄り添う気持ちから彼のまえに現れたのだろうなと思います。
同じ痛みを知っているからこその救いと奇跡。
打算や下心のない、純粋な気持ちがもたらした出会いと奇跡。
直之の心に、その存在は深く刻まれ、これからの人生の支えとなっていくことと思います。
最後までおつき合いいただきましてありがとうございました!
最後の最後に律くんに会えるのな、会わせてあげたいな、と思いましたが、命をあげたから成仏(?)してしまったのか…切ない…
最初、どっちかが幽霊なのかな?と思い、どっちかなーどっちかなーと思いながら読み進めてました。しかししょっちゅういきなり叫び出すおっさんはハタから見たら怖いですね…しかも実は仕事のできる先輩…
せっかく掴んだ奇跡なので、今度は総務女子と恋愛して、子どもでも育てて幸せに暮らしてほしいです。
作者からの返信
加賀谷さん、最後までおつき合いいただきましてありがとうございました!
しょっちゅういきなり叫び出すおっさん、たしかに怖いですね(笑)
身近にいたら距離置くかも^^;
そうか、読んでる方には主人公が幽霊の可能性もあると思える書き方だったんですね! そこは盲点でした。なるほど~。
結局結論としてはああいう結末だったんですが、律が現世に留まる期間は四十九日を意識して書きました。
主人公にバトンを託して、そのうえであらたな生命を得て還ってきてくれたらいいなという願いをこめたラストで締めくくりました。
主人公は恵まれた能力や境遇に慢心しているところがあったので、今後は実直に、誠実な相手と家庭を持って穏やかな人生を歩んでいってほしいですね。
きっと我が子には「律」と名付ける。そんな気がしています。