『あおいそら』2
僕は地面に書かれた『あおいそら』のことを身近な人には黙っておくことにした。統合失調症患者が口にして良い方には向かない話題だからだ。幻視したとなるといよいよ薬の量が増えてしまう。SNSに書こうかとも思ったがあまりに突拍子もない話題で、恐らく誰も食い付かないだろう。
『あおいそら』を見つけて数日が経った。僕は再び国道沿いの道を歩くことにした。家に閉じこもっているとストレスが溜まってしまう。杉林の前を通り、アブラチャンの木の横を歩いて徒歩5分。国道沿いに出た。
『ひろいうみ』『ひろいうみ』『ひろいうみ』『ひろいうみ』
顔が少し引き攣る。
「異常だ、これは。」
今度は、以前とは別の文字で歩道が埋め尽くされていた。
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