第17話

「僕の6人の恋人」17


僕「UMA比較党のu-maのど飴グレープ味だったりしない…?」


るうと「!」


僕「なぁ…どうなんだ…?」


るうと「いやぁ…?ちがうよぉ…?💦」


僕「ふぅ〜ん…なら僕が食べちゃってもいいよね…?」


るうと「💦」


僕「それじゃあ…いただきま〜…」


るうと「ダ〜メ〜!!」


僕「!」


少しからかうつもりだったんだが、るうとが僕からお菓子を取り上げた。


だけどこれでわかった。


僕「るうと…君が好きなお菓子はズバリ…」


一拍を置いてそう告げる。


僕「UMA比較党のu-maのど飴グレープ味だ!」


るうと「・・・」


僕「・・・」


るうと「うわぁ〜ん!(T ^ T)」


僕「!」


泣き出してしまった…これは僕が悪い…のかな…?


と、とりあえず泣き止ませないと…💦


僕「ご、ごめんな…!お兄ちゃんのやり方がちょっとずるかったな…!」


そう言いながら僕はるうとの頭を撫でた。


そうだよな…まだ子供だもんな…僕のやり方が酷かった…


僕「よしよし…ごめんな…」


るうと「ぐすん…でも…あててもらえたから…ちょっとうれしい…」


るうと「おにいちゃんはこれでもうこいびとだもんね…」


僕「まぁ…恋人っていうか…るうとのお兄ちゃんになったっていう感じかな…?」


るうと「おにいちゃん…?」


そう言いながらるうとは僕の顔を見つめる。


僕「そうだよ。僕がるうとのお兄ちゃんだ!」


るうと「!」


るうと「おにいちゃん!」


そう呼びながらるうとは僕の胸に飛び込んできた。


こうして…僕はこの日、るうとのお兄ちゃんになったのだった…


つづく…

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