第16話

「僕の6人の恋人」16


それからお菓子を1日1個ずつ食べる日がしばらく続いた。


僕「もうあれから8日経ってるのか…」


未だにるうとの好きなお菓子は当てられていない…


あんまり食べさせ過ぎると体が太っちゃうか…


そう思った僕はるうとに声をかけた。


僕「るうと、今日は一緒に散歩に行こう」


るうと「ん〜?さんぽ〜?いく〜!」


僕「昼間だと暑いから日が沈む夕方に行こうか」


るうと「うん!」


〜夕方〜


夕方、僕はるうと散歩に来ていた。


あんまり遠くに行きすぎないようにしよう。


そう思った僕はるうとと近くの公園の中をぐるっと回っていた。


るうと「あっ!みてぇ!ちょうちょがとんでるぅ!」


るうと「あっ!バッタもいるぅ!」


なんだかんだ楽しそうだ。


それから20分くらい散歩をした。


〜帰宅〜


僕「ふぅ〜ちょっと疲れた」


るうと「ぼくも!」


僕「そういえば、今日はお菓子食べてなかったけど食べる?」


るうと「たべるぅ!」


そう言って僕はるうとにそのお菓子を渡した。


るうと「!」


それを見たるうとがいつもと違う反応をした。


僕「ん?どした?」


そう声をかけると…


るうと「な、なんでもないよ〜あはは…」


そう言いながら目を逸らするうと。


もしかして…


僕「ねぇ…るうと…?」


るうと「う、うん…?なぁに…?」


僕「もしかしてだけど…好きなお菓子って…」


るうと「ギクッ」


僕「UMA比較党のu-maのど飴グレープ味だったりしない…?」


つづく…

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