第5話

「僕の6人の恋人」5


それから数日経った。


僕はゆいと一緒にデートに来ていた。


僕は楽しみすぎて予定の時刻よりも早く来ていた。


僕「ゆいはまだかな…」


と思っていたら…


ゆい「もう来てるよ…?」


僕「!!」


さすがにびっくりした。


あれ?ちょっと待てよ…


僕は慌てて予定の時刻を確認してみた。


僕が時間を見間違えたのかと思ったけど、そうじゃなかった。


ゆい「楽しみだったからちょっと早くに来ちゃった♪」


と言いながら笑顔を浮かべるゆい。


僕はその笑顔を見た瞬間に自分の口元を隠した。


それがあまりにも可愛い笑顔だったから…


気を取り直さなくちゃ…


そう思って僕は緩んだ頬をすぐに直した。


僕「えっと…今日はどこに行こうか?」


ゆい「一緒に考えながら行こう♪」


と言いながらゆいが僕の手を引っ張る。


ほんと僕にはもったいないくらい可愛い彼女だな…


と心の中で呟いた。


それから僕とゆいは映画館に行ったり…カラオケに行ったり…色んな場所を巡った。


時々、ゆいが後ろを振り返っては何かを探す素振りをした後に「何でもない」って僕に笑顔で返してたけど何だったんだろう?


まぁ…いいか…今はそれよりもゆいとのデートを思いっきり楽しむことにしよう。


つづく…

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