第4話
次に目を覚ました時。
辺りは、一面火の海だった。
俺自身は、別に熱さは感じない。
ん?磔台が崩れている。
手足の自由が戻った。
俺は、首に付けられた首輪を両手に力いっぱい武功を使って破壊を試みる。
あ…過剰過ぎた。
物凄い速度で首輪だったものが四方八方に飛び散った。
お陰で、周囲の火は衝撃波で消えていった。
えっと、結果オーライってことで。
さて、これはいったい何があったのやら。
うーん、先ずはステータスを確認…の前にアイテムボックスからご飯ご飯。
取り敢えず、ワンハンドで食べれる物は…ハンバーガー、サンドイッチ…その辺か。
もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ。
なるほど、なるほど。
多分、これの所為だな。
テンマ(竜宮 天真)
Lv256
HP 25600
MP 25600
筋力 25600
防御 25600
魔力 25600
精神 25600
敏捷 25600
幸運 25600
【魔法】
赤属性魔法、青属性魔法、黄属性魔法、緑属性魔法、白属性魔法、黒属性魔法、紫属性魔法etc…
【スキル】
変幻自在、創造、武技百般、一騎当千、環境順応etc
【加護】
女神ユルシアの加護、武神ガルドの加護、戦神カムナ様、鍛冶神バルカスの加護、魔法神ユミシュの加護、精霊神の加護【NEW】etc…
【眷属】【NEW】
【火精霊】【-】
【水精霊】【-】
【土精霊】【-】
【風精霊】【-】
なんか、精霊神の加護と4大精霊が眷属になってる。
俺が寝てる間に何があったんだろうか。
周りを見渡す。
何と無く何かが動いているような気が…するようなしないような。
俺は、目を細めてみる。
ん?なんかぼんやり何かが見えるような。
ピローンと頭の中にアナウンスが流れる。
『スキル:環境順応によって精霊眼へアップグレードしました。スキル:精霊視が可能になりました。使用しますか?』
精霊視…たぶん、精霊が見えるようになるってことだよな。
Yesっと。
その瞬間。
景色が一変する。
半透明な人型が無数に見えるようになった。
炎の中に、空に、土に…辺りを埋め尽くすように。
ただ、人型と言っても下半身。
特に、足首がうまく見えない。
よく言うお化け・幽霊のそれのようだ。
でも、そんなおどろおどろしいものではない。
それはなんとなくわかった。
えっと、俺の眷属はどれかな?
あー、なんとなく自分の中から引っ張るような感覚がある。
まっすぐ伸びた糸電話のように、こっちだと言わんばかりに引っ張ってくる。
俺は、そこに向かうことにした。
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