四人台本

「華々京花は今日も寝る」(比率:男2・女2)約20分




・登場人物


華々京花はなばなきょうか:♀ 家事を全て真白に託すダメ人間。


真白奏助ましろそうすけ:♂ 華々の弟子。学業に家事に毎日大変。


鳴海羽流架なるみうるか:♀ 華々の仕事仲間その一。


皆原順一みなはらじゅんいち:♂ 華々の仕事仲間その二。



・役表

華々:♀

真白、キャスター、男B:♂

鳴海、女A、人質:♀

皆原、男A:♂



所要時間:約20分




ーーーーー





真白(M)この世には、人ならざるものたちがいる。そのものたちを、俺たちは『あやかし』と呼び、幾世いくよも前から戦い続けている。


真白(M)俺たち人には、妖という絶対悪が存在する。一丸となり、めっさねばならない。それだというのに……。


真白(M)どうして人という生き物は、悪に染まってしまうのだろうか……?






 華々の家。台所では、真白がお昼ご飯を作っており、小皿に口をつけ味見をしている。



真白「……うん、美味しい。我ながら完璧だ。あとは盛り付けるのみ」



 うんうんと頷き、出来上がった料理から視線を外して壁にかかっている時計を見つめる。時刻は十二時を少し過ぎた頃。



真白「……今日も、起きてくる気配なし。いつになったら一人で起きられるようになるんだか……?」



 大きなため息を吐き出した真白奏助ましろそうすけは、用意していた皿に盛り付けることなく台所を後にする。

 向かう先は、家主の部屋──十二時を過ぎたにもかかわらずカーテンは閉め切られており、家主である華々京花はなばなきょうかは、未だ気持ちよさそうに寝息を立てている。



華々「(寝息)」


真白「あねさーん、起きてくださーい。もう十二時ですよー」


華々「(寝息)」


真白「いつまで寝てんですか、姐さーん。お昼できましたよー。姐さーん」


華々「……うーん……あと、五時間……」


真白「二度寝でしていい睡眠時間じゃないですよ、それは。いい加減起きてください」


華々「……んじゃぁ……あと、五分……」


真白「五分くらいなら、まぁいいか。って、言うわけないでしょうが! いい加減にしてください、姐さん! お昼ご飯、冷めちゃいますよ!」


華々「あぁもぉ、うっさいわねぇ……。起きればいいんでしょ、起きれば……」


真白「おはようございます、姐さん。今、何時だと思ってるんですか?」


華々「朝七時……」


真白「そんな早起きしたことないでしょうが。現実を見なさい、十二時です」


華々「七時も十二時も一緒よ、一緒……。だから、おやすみなさい……」


真白「寝るなぁぁぁ! いいから早く顔洗って、シャキッとしてこぉぉぉい!」




ーーー




 真白に無理やり叩き起こされた華々は、未だ眠そうな顔でリビングへとやってくる。



華々「うぃ~……言われた通り、顔洗ってきたわよぉ……」


真白「よくできました。さぁ、ご飯の準備はバッチリですよ」


華々「よくできましたってなによ? 私のこと、子ども扱いしてる?」


真白「子どもみたいなもんでしょうに。何から何まで世話させておいて、何言ってんだか……」


華々「あーあー、前は『姐さん! 姐さん!』って可愛かったのに、いつのまにこんな口うるさいしゅうとめみたくなっちゃったのかしらね?」


真白「姐さんの生活態度のせいですよ。恨むなら自分を恨んでください」


華々「絶対に嫌。私は私を甘やかして生きていくって決めてるの」


真白「甘やかしすぎです。控えてください」


華々「えっと、今日のお昼は~チャーハンにチキン南蛮、それにたまごスープ……うんうん、完璧完璧!」


真白「ご飯抜きにされたくなかったら、人の話はきちんと聞いてください」



 ご飯抜きという単語を聞いた華々は、素早く床に頭を擦り付ける。



華々「すみませんでした! どうか、飯抜きだけは勘弁してください!」


真白「土下座はしなくていいですから、自分で起きられるようになってください」


華々「はいはい、がんばってみまーす。あっ、リモコンとって~」


真白「全く、この人は……」


華々「誰かに迷惑かけてるわけじゃないんだし、いいじゃん別に。いちいち細かすぎんのよ、あんたは」


真白「現在進行形で俺に迷惑かかってますけど? そこについては何か反論ありますか?」


華々「どの辺が迷惑なのでしょうか? 教えていただきたいものですわね」


真白「夜中にゲームしながら叫びまくるせいで睡眠不足。昼過ぎまで寝てるから、部屋の掃除が一気にできない。布団が干せない。洗濯物脱ぎっぱなしにするから、洗濯前に探す作業がとても手間。さらにポッケになんかしら入れてるからそれを取り出すのも──」


華々「あーでるわでるわ、これでもかというほどに出てくるわ。一体誰よ、そのダメ女は?」


真白「あんただよ」


華々「てへっ⭐︎ ごめんちゃい♡」


真白「許しません」


華々「真白くん、私は褒めたら伸びる子なのよ? そんな厳しくしていたら、いつまで経っても良くならないわよ?」


真白「甘やかしたら、その分堕落だらくしていくんですけど。この場合は、どうしたらいいんですか?」


華々「目一杯甘やかしなさい♡」


真白(こんな大人にならないように、気をつけて生きていこう……)


鳴海「おぃ~す、こんちゃ~」


皆原「おっ、今日は起きてるじゃん」


華々「ん? うるにじゅんじゃん。どったの?」


皆原「たまたま近く通ったから、寄った」


鳴海「お昼時だからさ、寄った」


華々「あんたら、うちを気軽に入れる定食屋と勘違いしてない?」


皆原「してないしてない。一ミリも思ってない」


鳴海「本日は、炒飯にチキン南蛮にたまごスープですか。わかってらっしゃいますなぁ~」


華々「一名勘違いしてる子がいますわね。とっととお帰りくださいませ」


真白「というか、皆原みなはらさん鳴海なるみさん、玄関鍵かかってましたよね? どうやって……?」


鳴海「はっはっは! 真白くんや、今のご時世、鍵なんてあってないようなもんですよ」


皆原「はい、これ鍵の修理費」


真白「またですか! どうして俺の周りの大人は、ろくな人がいないんですか⁉︎」


華々「真白くんや真白くんや、もしかして私も入ってるの? そのろくでもない大人の中に」


皆原「当たり前だろ。俺たち三人、友達だろ?」


鳴海「仲良く生きていこうぜ、京ちゃん」


華々「あんたら、なんで座ってんのよ?」


皆原「なんでって、立ったまま食事はお行儀悪いでしょ?」


鳴海「立ち食い蕎麦屋じゃねぇんだ。座らせてくれぇ」


華々「そもそもなんで食べる気満々でいるの? はぁ……真白くん、こんなクソみたいな大人にはなっちゃダメよ? わかった?」


真白「安心してください。常日頃からダメ人間代表のような人を見てきているので、絶対になりません」


華々「ん? 常日頃から? それ、どういうこと?」


皆原「いつ見ても、二人のやりとりは面白いなぁ~」


鳴海「お二人さん、お笑いの大会に出てみたらどうです? きっといいとこまでいけますぜ。おにーさん、私チキン南蛮定食。飲み物は、炭酸飲料が好ましいです」


皆原「俺も同じく~」


華々「あんたたち、食べるのは別にいいけど、ちゃんとお金払いなさいよ? 私のご飯をタダで食べられると思ったら大間違いよ? そんな世の中甘くないわよ?」


真白「自分が作ったみたいな発言しないでください。手柄を横取りするな」



 真白の発言を聞いた華々は、心のこもってない悲しみの表情を浮かべ、鳴海の耳元で囁く。



華々「ねぇねぇ、最近真白くんが冷たくなってきてる気がするの……! 私、どうしたらいいかな?」


鳴海「お姉さん、出るとこ出てんだからさ。それを使えばイチコロよ」


華々「なるほど! オーケー、わかった! 今度試してみるわ!」


真白「試そうとするな! 試さんでいい!」


皆原「まぁ、京花は中身はアレだけど見た目はいいからなぁ~。年頃の男なら、どんなやつだろうとイチコロだろうな」


華々「じゅん、あんた帰んなさい」


鳴海「じゃあな、変態」


皆原「ごめんなさい、許してください」


キャスター「緊急ニュースです」


華々・鳴海・皆原「ん?」


キャスター「現在、漆ヶ浜うるしがはま町のわかば銀行漆ヶ浜支店内にて、刃物を持った男が人質をとって立てこもっているとの情報が入りました。付近の住民の皆さんは、危険ですので絶対に近づかないでください。繰り返し、緊急ニュースをお伝えします」


皆原「近いな」


鳴海「近いね」


華々「走って五分くらいね。じゅん」


皆原「俺、さっきまで仕事してた。鳴海ちゃん」


鳴海「右に同じく。京ちゃん」


華々「私、寝起き。ってことで、ここは公平にじゃんけんといきましょうよ」


皆原「いや、なんでだよ?」


鳴海「誰がどう見ても京ちゃんでしょ」


華々「何言ってんのよ! 三人の疲労度はほぼ一緒でしょ! じゃんけん以外の選択肢、ないでしょ!」


皆原「なんで寝てたお前が疲労してんだ?」


鳴海「京ちゃんにとっての睡眠って、なに?」


華々「はいはいはい! つべこべ言ってないで、じゃんけんするわよ! はい、出さなきゃ負けよ!」


真白(つべこべ言ってないで、早く行ったほうがいいのでは……?)


皆原「はい、勝ち~」


鳴海「京ちゃんの負け~」


華々「もぉぉぉぉ! なんでよぉぉぉ! 神様のバーカ! バーカ! 意地悪! もう一生祈ったりしねぇからな!」


皆原「んなこと言ってないで、さっさと行け」


鳴海「人質とってるみたいだし、急いだほうがいいかと」


華々「それもそうね。真白くん、いくよ」


真白「あ、はい!」


皆原「いってら~」


鳴海「気をつけてねぇ~」


皆原「いや~しかし、神様ってのは本当に意地悪なお人ですよ」


鳴海「ですな。この中で一番いっちゃん強い人に行かせるんだもん」


皆原「可哀想だよ、犯人さんが」


鳴海「まぁ、それなりのことしてんだから仕方ねぇよ」


皆原「それもそうだな。つーことで、俺らは……」


皆原・鳴海「いっただきまーす」




ーーー




 立てこもっているとの情報があった銀行前へとやってきた華々たち。建物の中から、犯人と思われる男の声が外にまで響いてくる。



男A「金だ! さっさと金を持ってこい! さっさと用意しねぇと、この女の命はねぇぞ! おら、さっさとしろ!」


華々「あーあー、だいぶ興奮してるわね。外まで声ダダ漏れよ」


真白「あ、姐さん、どうしましょう……?」


華々「どうしましょうって、やることは一つしかないでしょうに。正々、堂々と、正面突破よ♡」


真白「いやいやいやいや、それだと──」


華々「真白くん」


真白「は、はい」


華々「あなたは、私の背中を何年も見続けてきたでしょ? あなたが見続けてきた背中って、そんな頼りないかしら? 流石にそろそろ、心配せず堂々と後ろついてきてくれてもいいんじゃない? そこまで心配されると、お姉さん泣いちゃうよ?」


真白「あ、いや、その……」


華々「ほら、ささっと行くわよ。ついてきて」


真白(心配してるの、姐さんじゃなくてお相手の方なんだけどな……)


男A「っ⁉︎ 誰だ⁉︎」


華々「うぃ~す、こんにちわ~」


男A「誰だ、てめぇ⁉︎ なにしにきやがった!」


女A「あ、あなたは……⁉︎」


華々「あー大丈夫大丈夫、ご心配なさらずに。通りすがりの、ただの一般人Aですので。まぁ、そこそこ強いですけどね」


男A(あの女、帯刀してやがる! つーことは……!)


男A「おいおい、俺言ったよな? 警察呼んだら、この女の命はねぇってよ……!」


華々「おにーさん、落ち着きなさいって。さっきも言ったけど、私は通りすがりの一般人Aよ。誰かに呼ばれてきたわけじゃないから。ってか、こんだけギャーギャー騒いどいて警察呼ぶなは無理よ、無理。呼んでほしくなかったら、もっと静かに生活しなさい」


真白「姐さん、相手を刺激しない方が……!」


男A「あーはいはい、そうかそうか……! お前もどうせ思ってんだろ『お前にはできやしない』って! いいさ、やってやる……やってやるよ、こんちくしょうが!」


華々「言っとくけど、あんたがやる前に──」


男A「やれるもんならやってみろ! あんたが俺を殺す前に、俺は絶対にこの女を殺す! 絶対にだ! お前が一歩でも動きさえすれば、この女の命はねぇ! わかったか⁉︎」


女A「い、いやぁぁぁ⁉︎」


男A「そうだ、怖がれ! もっともっと怖がれ! 俺だってやればできるんだよ! どいつもこいつも、俺のことバカにしやがって! 俺がこんなことしてんのは、お前らのせいなんだよ! お前らが──」


女A「お願いだから、前を隠して! 内容が全然入ってこないから、前を隠してぇぇ!」


男A「……ん? 前?」


男B「なんて小ささだ! あの男、態度はデカいのに、あそこは超スモールサイズだ! なんてことだ!」


男A「おい、てめぇぇぇ! 人が気にしてることを大声で……って、なんでてめぇが俺の大きさ知ってんだ? あれ?」



 男Aは、ふと自身の身体へと視線を向ける。着ていたはずの衣服が、いつの間にやら床へ脱げ落ちている。



男A「……あれ? い、いやぁぁぁぁぁん! どうして俺、裸──」


華々「ダメだよ、おにーさん。戦闘中によそ見しちゃ」


男A「え──」



 男Aが視線を戻した瞬間──視界はぐるぐると回転を始める。華々の拳を頬に食らった男Aは、強風に吹かれる落ち葉のように、勢いよく吹き飛んでいく。



男A「あぱぁぁぁぁ⁉︎」


真白「犯人さーん!」


華々「……ちょっと力入れ過ぎたかな?」



 右手の甲をさすりながら、床に倒れ込んだ男Aに視線を送る。

 相手がこれ以上なにかしらの行動を起こせない状態であることを確認し終えると、先ほどまで男に捕まっており、未だ恐怖に震えて座り込む女性に声をかける。



華々「ねぇ、大丈夫?」


人質「は、はい……!」


華々「ごめんね、怖い思いさせちゃって」


人質「い、いえ……! あ、あ、ありがとう、ございます……!」


華々「うんうん、見た感じ怪我はなさそうね。よかったよかった! ほらほら、もう助かったんだから涙拭きな。せっかくの可愛い顔が台無しだよ?」


人質「え……?」


華々「ほーら、涙拭いたら可愛い顔! またこの可愛い顔をくしゃくしゃにするアホがいたら、私を呼びな。あいつみたいに、思いっきりぶん殴ってやるから!」


人質「は、はい……!」


華々「んじゃ、またね。今度は、可愛い可愛いスマイルを私に見せてちょうだいね! ばいば~い!」


人質「あ、ありがとうございました!」



 ニッコリと笑顔を浮かべ立ち去る華々の背中を、ジッと見つめる女性。



人質「……お、お姉様♡」


真白(あーあ、またファン増やしてからに。あの人たちの対応、誰がするんだと思ってんだろ……?)


華々「真白くーん、なにしてんのー? 早く帰るわよー」


真白「あっ、ちょっ……! 姐さん、待ってくださいって!」




ーーー





 華々の家。お昼ご飯を食べながら、皆原と鳴海がテレビ中継を何事もなかったかのように眺めている。



皆原「おっ、京花たちが出てきたぞ」


鳴海「今日も早かったねぇ~」


皆原「だなぁ。毎度毎度、とんでもねぇスピードだよ。嫌ってほど差を見せつけられるな」


鳴海「……」


皆原「ん? どうした?」


鳴海「……毎度毎度、見てて思うわ。京ちゃんが敵じゃなくてよかったって」


皆原「それは、深く同意だわ」




ーーー




真白「姐さん! 姐さんってば!」


華々「真白くん、毎回毎回言ってるでしょ? 私たちの仕事は、アレで終わり。あとは他の人たちにお任せでいいって」


真白「それで毎度毎度怒られて──」


華々「あーあーうるさいうるさいうるさーい。私は疲れてるのー。早く帰って寝たいんだから、これくらいは許されるでしょ」


真白「また寝るんですか⁉︎ まだ起きて一時間も経ってませんよ⁉︎」


華々「あり? そうだっけ?」


真白「深夜までゲームしてるからですよ。今日から深夜ゲームは禁止します」


華々「真白くんや、そんなことされたら私はとんでもないことしちまうぞ? 世界の半分が消えてしまうぞ? 良いのかい? 私を悪の大魔王様にしても良いのかい?」


真白「悪の大魔王様のそばには怖くて居れません。本日をもって──」



 真白の言葉を遮り、華々は真白に縋り付く。



華々「冗談冗談冗談だってのぉぉぉぉ! 私もう真白くん無しじゃ生きていけないからぁぁぁぁ! これからも家事諸々やってくださいぃぃぃ! お願いしますぅぅぅ!」


真白「わかった! わかりましたから! だから離れてくださいぃぃぃ!」


華々「あっ、そうだ。ねぇ、真白くん」


真白「なんですか?」


華々「突然ですが、ここで京花ちゃんクーイズ!」


真白「はい?」


華々「え~、本日、私華々京花は、何回刀を振るったでしょうか?」


真白「え⁉︎ え、えっと……!」


華々「はーい、時間切れ~。ザンネーン。ブッブー」


真白「えぇ⁉︎ 早すぎますって!」


華々「即答できない時点でダメです。お主、まだまだ修行が足らんのぉ~」


真白「は、はい……。精進します……」


華々「そんな落ち込むなっての。人にはそれぞれペースってもんがあるんだから。あんたはあんたのペースで頑張りゃ良いのよ。真白くん」


真白「はい。そうします」


華々「素直でよろしい。しかーし、不正解は不正解なので、あなたには罰を与えまーす!」


真白「罰⁉︎ やめてくださいよ、そんなこと!」


華々「ごめん、もうやっちゃった!」


真白「え、もう⁉︎ なにしたんですか、姐さん!」


華々「自分がなにされたのかもわからんとは、やはりまだまだ修行が足りんのぉ~。当分の間は、まだ家事当番ね! ってことで、帰ってからもよろしく~!」


真白「なにしたんですか⁉︎ なにしたのかだけ教えてください!」


華々「家帰って、鏡見てみなっ!」


真白「鏡? ま、まさか……!」



 恐る恐る、前髪を触ってみる真白。

 横一線に、均等に整えられている。



真白「あぁぁぁぁ⁉︎ な、ない! 俺の前髪が、なくなってるぅぅぅぅぅ!」


華々「パッツン男子も、可愛いと思うぜ! 姐さんおすすめカットだ! 感謝しな!」


真白「どうしてくれるんですか、これ! 明日学校なんですけど! どうすんですか⁉︎」


華々「知らなーい。早く帰ろ~。お腹空いたし、眠たいし~」


真白「待ってください、姐さん! 今日という今日は許しませんからね! こら、待て! 姐さーん!」










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