第25話 勉強続き
結局、俺は家で晩酌をしたあと歯磨きをして寝た。
翌朝、弟が俺をゆすって起こしてきた。お酒飲んだこともあって気持ち悪かったがクラッシュはしなかったので大丈夫だろう()
朝ごはんを食べたあと、妹たちは早速受験勉強を開始した。彼女たちは俺と同じ高校に進学するべく勉強をしているらしい。
まあ公立高校の受験問題は私立よりは変動があるけどあるといってもそんな大きくはないので俺でも教えられるだろう。
富山県の受験過去問の教材が家にあるらしいのでそれを妹たちに解かせて自分も解く。そうして教えられるまでに理解を深めないと教えられないからね。
富山県は受験問題が1つしかないが、その分たくさん点を取らないと妹たちが狙ってる高校には弾き落とされるだろう。
だから1年や2年でやったところを全科目徹底的に復習させ、抜け目がないようにするのが今回の目的だ。
そうしておけば他の人と差がつけることができるだろう。
「お兄ちゃん。ここわからないんだけど」
と英語をやっていた愛香が現在完了形について質問をしてきた。現在完了形は受験に必ずと言っていいほど出題される重要単元なのでちゃんと教える。用法が3つあってややこしいからね。
その後、あまり得意ではない理系科目の質問にもちゃんと答え、わからないところは現役の名古屋大学の学生で、ゴリゴリの理系である頼斗に頼っていた。
やっぱ俺には文系が合うわ。理科が意味わからなすぎる。
昼ごはんを食べたあとも勉強会は続き、結局勉強会が終わったのは夜の5時ごろだった。
久しぶりに中学校の教科書を見て懐かしさを覚えたが、7年前に比べると中学でやる単元の難易度が全体的に上がっていることに気づいた。高校時代にちょっと苦しんだ仮定法を中学でやるなんて大丈夫なのか...?
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