第6話

「うん…楓君は?」


「なんとかやってるよ」


そう言ってビールジョッキを煽り

着ていたパーカーを脱いだ…


「えっ?」

ビックリして、変な声出た…


何で、今脱ぐかなぁ…

顔が…アツイ


そんな事を思っていたら

脱いだパーカーを私にかけた楓君


「えっ?」

またも、変な声が出た私に


「ごめん、ちょっとそれ着てて?」


「私?」


「そう、ちょっと目のやり場に困るのと…

アイツらに見せたくない…」


そう言って視線を

隣のテーブルに向けた楓君


前からかけられたパーカーを広げ

袖を通し、立ち上がりファスナーを…


あげようと思ったら

「こっち」

そう言って私の向きを自分に向けて

ファスナーを上げてくれる楓君


「ありがとう」


「うん? ってか これは、これで… 」

そんな事を呟きながら

私を隣へ座らせた楓君


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る