『ヒエラルキー』のあと書き

カクヨムコン11短編の応募作品『ヒエラルキー』を読んで頂いた皆様に

まずは感謝を申し上げると共に、この作品楽しんで頂けたでしょうか?


この作品、書き始めた当初は主人公の中沢サトルが

異世界に迷い込んだことをきっかけに、昇進のためのヒントを掴み

現世との間を行き来しながら、ヒエラルキーの頂点を目指して行く

という比較的単純なストーリーをイメージしながら書き始めたもので


サトル以外の人物は名無しの状態で書き進めて行こうと思っていて

冒頭の居酒屋のシーンなども、当初は名無しの同僚複数人と飲んでいる

設定にしていたのですが、なぜ異世界との間を行き来する事になったのかという

原因の設定を考えた時に、脇田シゲルという、いかにも脇役っぽい名前の

人物を登場させて、中沢サトルがこの物語の主人公でありながら

実は脇役の脇田が、この不思議なストーリーを作り出す原因となっていたという

構造にしたほうが物語の奥行が、より複雑なものになって面白くなりそうだったので

こういう設定にしてみました。


最終回に謎解きをドバドバッと出すパターンというのは個人的には

あまり好きではないのですが文字数の制限と話の流れ的なもので

こういう風になってしまいました。


あとこの物語にはもう一人、名前の付いてる登場人物がいます、そう小谷社長です。

サトルと脇田の関係を学生時代からの友人という設定にしてあるのですが

この小谷社長と大俵建設の重役の関係も学生時代からの友人という

共通項でくくられていることを考えると、もしかするとこの二人も・・・?

なんて考えると、この物語にさらに深みが増してくるかもしれないですよw


それからこの物語を読んでいると矛盾点を感じられる方もいるかもしれません。

例えば最初にサトルが異世界に飛ばされた時に作業現場に現れるのですが

異世界で大俵建設から大口受注を受けるのは脇田の方なので

脇田が作業現場にいるべきなのではないかとか、脇田が異世界で作った合鍵を

現世に持ち込むことができるのか?といったものなんですが


まぁこういったことはこの様な不思議ストーリーの中ではありがちな事と

見過ごして頂ければ幸いですw


以上、『ヒエラルキー』のあと書きでした。

お読み頂きありがとうございました!

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考察・解説 冬野輝石 @who_kiseki

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