恥ずかしながら、このシリーズは初対面です。
この作品から読んでも大丈夫そうな雰囲気なので読ませていただきましたが……なるほど中々に展開にエッジが効いてますねぇ。
子供に言い聞かせるような寓話のようでありながら、現代社会への風刺めいた言葉もあったりと、なかなかに深く考えさせられます。
とはいえ、我ら人間のやることがすべて別のものに置き換わるとは思えません。
近頃は創作分野においてもAIの技術参入が及んでおりますが、それでも人の脳みそでなければ生み出せないものがあるわけです。
何物にもなり変わられない己だけのもの、見せつけてやりたくなりますね。
そんなちょっと教訓めいたものを意識させてくれる作品です。