節分の豆速やかに放物線
「今日は節分だから豆まいといてね」と言い残して妻は外出。
子どもも成人して今日は仕事、休みで留守番の俺に豆まきの当番が回ってきた格好だ。
別に豆まきは嫌いではないので、妻が用意してくれている豆まき用の大豆を握りしめ、「一人豆まき」を楽しむ。意外ときれいに豆は飛ぶものだ、と感心しながらも後で回収しなくてはいけないので、投げる場所も考えつつ「鬼はそと、福はうち」と小声でボソボソ言いながら5分もかからずに豆まき終了。子どもが小さいときはいっしょにやっていたのだが、まあ月日の経つのは早いものだ。
そうだ、と思い立ち、マンションのベランダから虚空に向かって「鬼は〜そと!」と思い切り豆をまいた。もちろん後でご近所様迷惑にならないように、「エアー豆まき」だが、心の中の豆はきれいな放物線を描いて空から下の街路樹に吸い込まれていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。