俳句 節分
よひら
国境があるがごとくに豆を撒く
動物は、その領域の食料を確保するためにテリトリーをつくっている。たとえば鮎は自分のテリトリーに侵入する他の鮎を発見するとテリトリーから追い出すべく攻撃をしかけることはよく知られている。
部屋の窓や玄関は、まるでテリトリーの境界線だ。
そう思ったら、鬼(災い、疫病)という外敵を追い払う儀式である豆まきと、国内の安全を守る国境警備が、何となくだぶって見えてきた。
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