先が見えない、ゆえに気になる、転生管理人の女神の物語
- ★★★ Excellent!!!
※読み合い企画からのレビューです
転生管理人・フィオラムは、飽き性で仕事に対し熱意の一切ない女神だ
あるとき、気まぐれでゴブリンに堕とした転生者が、彼女の"お気に入り"を殺してしまって──という導入から始まる本作品は、セオリーがなく先の見通せない物語となっている
まず、主人公と思われるフィオラムの性格が終わっている
飽きたからという理由で無数の世界を滅ぼし、前述したように気分で蹴落としたり贔屓したりするさまは、魔王とて震え上がる所業だ
物語は、彼女に転生させられた人々が主に回していくのだが、これがどう転ぶのかまったくわからない
しかし、読みやすく、面白く、非常に先が気になることだけは確かだ
レビュー当時はまだ第9話までしか公開されていないので、更新をゆっくり待っていようと思う