概要
異世界の管轄には滅亡も含まれてはいるが普通は必要時以外は行わない。なぜなら異世界の管轄が転生管理人の腕の見せ所だからだ……
そんな中、フィオラムという女神は気分で人の転生先を決め、飽きたら異世界を滅ぼすとんでもない女神だった!
そんなフィオラムによって転生させられた3人の物語が今始まる!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人格破綻者が神になったら……駄目だろ!
例えるならば、「悪意で染められた『このすば』のアクア」とでも言うべきでしょうか。
これほどまでに見事にヘイトを買うキャラは久々です。
読み終えてもなお大嫌いですし、腹に据えかねるものを感じます。
そういう意味では、徹底的に共感できない屑に造形されたキャラとしての完成度は、非常に高いと言えます。
それだけに結末になんとも言えないものを抱えています。
一方の転生者サイドは実に人間臭く描かれており、特に三人目は徹底して善人として描かれていたのが、この世界における数少ない癒し要素として機能しています。
ただそれだけに本当に不憫で……。
「結末」を見て、あなたは果たして何を思うでしょうか。
本作品…続きを読む - ★★★ Excellent!!!女神に見捨てられた最弱が、世界を覆す
目が覚めた時、彼はゴブリンになっていた。
スキルも名前もない。
それどころか、人間を喰い殺した危険種として、世界に討伐命令が下されていた。
女神のきまぐれで選ばれた転生先。
それは、最弱で、最悪で、最も過酷な人生の再スタートだった。
だが、彼は死ななかった。
襲い来る冒険者たちを倒し、喰らい、血と肉を力に変えた。
そして、知る。この世界がゲームのようなシステムで動いていることを。
ならば、攻略してやる。
この体で、スキルを奪い、レベルを上げ、世界を裏返してやる。
そしていつか、
あの女神の喉元に、自分の刃を突き立てるために。
絶望の淵から立ち上がるのは、
もはや「人間」ではない。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!先が見えない、ゆえに気になる、転生管理人の女神の物語
※読み合い企画からのレビューです
転生管理人・フィオラムは、飽き性で仕事に対し熱意の一切ない女神だ
あるとき、気まぐれでゴブリンに堕とした転生者が、彼女の"お気に入り"を殺してしまって──という導入から始まる本作品は、セオリーがなく先の見通せない物語となっている
まず、主人公と思われるフィオラムの性格が終わっている
飽きたからという理由で無数の世界を滅ぼし、前述したように気分で蹴落としたり贔屓したりするさまは、魔王とて震え上がる所業だ
物語は、彼女に転生させられた人々が主に回していくのだが、これがどう転ぶのかまったくわからない
しかし、読みやすく、面白く、非常に先が気になることだけは確…続きを読む