踊り 踊る時 踊れない 僕

誰かの言葉を借りてでも 

君に伝えたかったんだ

僕の中から出て来るものは 

どれもすすけて 焼き切れていて

とてもじゃないけど 見せられなかったから


だけど 君は言うよね

「貴方の言葉を聞きたい」と

真っ黒でも 灰になっていても

取り出して そのままを見せて欲しいなんて

どれだけ残酷なことを言ってるのか 気付いている癖に


きれいな気持ちと 汚い気持ちは

どちらも同じだなんて

僕はどこかの大劇作家かよと笑っちゃう

こればかりはしょうがない

好きになってごめんね


せめて踊りのひとつぐらい出来たら

君の目を輝かせることが出来たのかな

僕は脚をどこかに落としてきたみたい

ステップひとつ難しい


生まれ変わったら 虫からのスタートかもしれないけど

君に殺されるならそれもいいね

ひとおもいに 殺っちゃってよ

その日を待ってるからさ




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