メリーバッドエンド
明るい結末を描けたら良かったと 思わなくもない
世界中の人々が 拍手をして 笑って
「良かったね」と祝福してくれる
そんな物語を
だけど
世の中に偶然は重ならないし
必然と思いたいのは自分だけで
現実の僕が作るものは
誰かが死んだり 何かに怯えたり
暗い場所から動けなくなるような
そんな物語だ
メリーバッドエンド
ようこそ 不幸な結末
死んでるように生きている僕と
生きてるように死んでいる君と
どちらが幸せなのか 多数決で決めよう
きっと 君の勝ちだね
だって 僕は君の味方だから
一日の終わりをどれぐらい積み上げたら
君に近付けるかな
そんなことを考えながら
一日の始まりに絶望する日を繰り返す
メリーバッドエンド
ようこそ 不幸な結末
眠る君と薬指で繋がろう
もう離さないよ
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