教祖

心が悲しみの地を這い 私を取り巻く何もかもが

ひどい言葉を 耳に流し込んだ

もう何も見たくないと 閉じたまぶた

「安心なさい」と開かせたのは あの方だった


1人 2人と 手を伸ばし

3人 4人と すがりつき

5人 10人と 周りを囲み

100人 1000人と あの方をあが

頼もしい顔立ちと揺らがない眼差しに すべてをゆだねた


「大丈夫」

「信じなさい」

「安らぎの地はこの場所に」


強い絆 深い愛

私たちのコロニーは いつかひとつの国となる

奇跡ではない 偶然でもない

当然であり 必然の未来として 

私は 持てる知識を 求められるがままに捧げる


あの方の作る世界で生きる 幸せのために

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