第31話ギルド(村)を作ろう!

昼になり、皆で机を寄せ合いいつものようにお弁当を食べる。

姉さん達も機嫌が直ったのか普段通りに戻っていた。


「なぁ、皆はカリオンどのくらい進んだんだ?」


進が弁当を食べるのを止め、皆にカリオンの進行具合を聞いてきた。


「僕は今、脅威度2の怪物達を倒している途中だよ」


「あ、俺も同じ位で、脅威度2の半分倒したぐらいだよ」


「「「「私も」」」」


どうやら皆同じくらいのペースの進行度なようだった。


「じゃあ皆はギルド機能解放されているんだな?...俺達でギルドを作ろうじゃないか!!!」


進がカリオンのギルドを作ろうと皆に提案をしだした。


「・・・あはは、えーと」


だが皆の反応がすこし悪い。それはそうだろう、このてのゲームは男には人気がでるかもしれないが、女の人でがっつりとこのゲームをやる人は少ないと思う。言うて俺も長時間プレイするほどモチベーションは低い。


ただ進が提案してくれたのに無下にするのは可哀想なので、正輝の膝を小突き、合図を送った。正輝も俺の意図が読めたのか、こちらを向いて頷いた。


「いいな、ギルド作るか!」


「そうだね、今後のアップデートでギルド内討伐専用の怪物も出るみたいだしね!」


「そうですね。皆でもっと遊ぶのも悪くないでしょう。」


「私もどうしても倒せない敵がいたのでギルドを作り身内で回すのは良いと思います。」


橘さんとマリアさんも俺と正輝の話に乗っかってくれた。さすが警護人だ、男性を悲しませることを絶対させない気概を感じられる。


話をしている内に、姉さん含む4人もギルドを作る案に乗り、会話に交ざるようになってきた。


「おぉ!みんなありがとう!じゃ、じゃあ!ギルドの名前を決めようか!」


進が嬉しそうに皆にお礼を言い、ギルドの名前を決めようと提案してきた。

良かった。なんとか進が傷付かないように、うまく話を進めれた。

俺も少し安心すると、村正さんと目が合い進に気付かれないように頭を下げお礼をしてくれた。


「†漆黒の黒十字団†とかはどうだ?」


進が名前の候補を挙げた。

最近思ったけど、進は少し厨二病気味だよな。黒も十字架も被ってるし、ちょっと俺にはキツい名前だった。


「僕はバラ園がいいかなぁ~。」チラ


「私は、姉帯夜がいいわ」チラ


「私は愛の巣がいいな〜」チラ


「ウチはフラワーガーデン...とかかな///」チラ


かわいい。


「私は愛の奴隷がいいですね」チラ


「私達護衛組は皆さまの決定に委ねます。」


みんなそれぞれ名前の候補を挙げたのだが、毎回俺の方を見てくるのは何故なんだ?


「おいおい、咲夜!まだお前の候補を聞いていないぞ。」


やっぱり俺にも来たか。


「ギルドって言われているけど、村要素のが高いんだろ?だったら皆みたいに凝った?名前じゃなくていいんじゃない?[ラギ村]とかでさ。」


「あ、じゃあラギ村にするか!」


「「「「「意義なーし」」」」」


・・・・は?今テキトーに考えた名前で良いの?皆変な名前作ってたじゃん。その候補の中から名前弄ればいいじゃん。


「じゃあ、ラギ村でギルド作っておくから、後で皆に招待送るな!」


うわぁ、本当に決まっちゃったよ。


その後、チャイムが鳴り、机を戻し午後の授業を受けるのだった。

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