第23話明日の予定

今日は登校日なので、朝食を食べて支度をする

着替えが終わり、下に降りると母さんと薫と橘さんが話をしていた。


「ん?みんななんかあったの?」


「あ、さくやちゃん、お母さんちょっとお仕事でしばらく帰れないからカオリちゃんと薫ちゃんに家のことを教えてたの。」


どうやら、母さんは橘さんがうちに来てくれたので今までリモートでやっていた仕事を職場に持ち込み仕事をするみたいだ。


「この時期は契約更新等で室長いそがしいですものね。」


「そうなのよ〜。マリアちゃんと恵ちゃんはもう永久就職してるものだし、カオリちゃんは契約したばかりだから必要ないし自宅でできるけど、他の子はそうもいかないからねぇ。」


「それじゃあ、お先にいってきま〜す!」


俺達は母さんを見送り、家の戸締まりを確認する。


「それじゃあ、私達も行きましょうか、さくやにカオリ姉さん。」


「はい!わかりました。咲夜様、薫様お忘れものないように。」


俺達は外で待つ一子と合流して学校に向かった。


姉さんは橘さんをカオリ姉さんって呼ぶようになった。姉さん曰く「私が橘さんを姉さん呼びにすることによって、さくやの弟度が増えるのよ!」って言っていて、意味がよくわからないけど仲良くしてくれているなら問題ないな!


「橘さん、お母さんって職場だとどんな感じなんですか?」


一子が一江さんの職場での様子が知りたいのか、橘さんに質問している。


「田辺教官は厳しいけど、時々我々警護人に訓練後に食事をご馳走してくれたりと面倒見が良い方ですよ一子様。」


「へぇ〜意外だよ〜。」


話をしながら歩いていると、いつの間にか学校に着いた。


「あ、職員室に行って郡山先生に橘さんを紹介しなきゃいけないのか。姉さんと一子先に教室に行っててくれ」


俺は姉さんと一子と下駄箱で別れ、橘さんと職員室に向かった。


「失礼します、郡山先生は居ますか〜?」


「おう!居るぞー!」


先生は背が低いせいか、席に座っていると姿が見えないが、奥の席から手が飛び出しブンブン振られているのが見えた。


「先生、俺の護衛してくれることになった橘さんです」


「橘カオリと申します。よろしくお願い致します。」


先生が「よっと!」といい椅子から立ち上がり橘さんの前に立った。


「大きいな〜。私の目線からだと、おっぱいしか見えないな!わははは!」


先生はナチュラルに橘さんにセクハラをしている。

てか、その景色俺も見たいんだけど羨ましすぎる。

あと胸を押さえて恥ずかしそうにしている橘さん..イイね!


「冗談はこの辺にして、橘さんだな、私は氷室の担任の郡山だ!よろしくな〜。

あと、氷室はこれで交流教室参加できるな!こっちで参加者リストに加えとくなー。」


「先生、ありがとうございます。じゃあ俺達教室に行きます。」


職員室を出て教室に向かう途中


「郡山教諭はかわいらしい方ですね。」


「話やすくていい先生ですよ。」


と会話しながら教室に着いた。


教室の中では進と正輝が雑誌を見ながら話していたので、挨拶をする。


「おはよう二人とも、何読んでるの?」


「おぉ咲夜おはよう、明日発売するカリオンの情報を正輝とみていたんだ。」


「咲夜君も買うんでしょ?明日一緒に買いに行こうよ!」


「う~ん、でも俺はゲーム機持ってないぞ?それも買うとなるとお金がなぁ....。」


「咲夜様、お母様から通帳を預かっております。お友達との付き合いで必要だろうと国から支給された補助金の一部が入っているとのことです。」


橘さんから通帳を渡され、残高を見てみると、30万ほど入っていた。

いやいや、母さん入れすぎだって。高校生で30万は大金過ぎるわ!


「橘さん、なくすと怖いから預かっててください。」


橘さんに通帳を預け、進と正輝とで明日の予定を組む。


「明日、10時にキサラギ駅前に集合でいいか?」


「僕は大丈夫だよ」


「俺も、大丈夫かな?」


橘さんのほうを見ると、無言でうなずいてくれた。

キサラギ駅かぁ、名前が怖いんだよなぁ、都市伝説的に。

俺また異世界に飛ばされたりしないかなぁ....。


そのあとすぐに、チャイムが鳴り、郡山先生が教室に来て、朝礼をやり授業が始まるのだった

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