第19話 ゾーマ城

  さて、小さなメダルは現在90枚で、先ほど復活の杖(+33)とドラゴンクロウ(+85)貰ったばかり。ドラゴンクロウはテールが装備、一気に攻撃力UP。復活の杖の攻撃能力低いから装備させずにただ持たせているだけ。あと5枚集めたら神秘のビキニ(+88)が手に入るのだが、それより先に光の鎧の方を入手してしまうだろう。ああジレンマ。


 ドムドーラの次はそのまま東のメルキドだが、その途中に精霊のほこらに寄り、そこの精霊に雨雲の杖を貰う。

 その精霊からは性格診断テストの時の事で「あの時は失礼な事を言ったかもしれません」と言われる。

 この精霊があの時のタカビー精霊だったのか!!


 そう、結構失礼な事言っていたのだが、やっぱりその自覚はあるんだ。でも、もう忘れたから良い。    ※1


 太陽の石と同様の微妙な違和感。そう。雨雲の杖は、DQ1ではマイラのちょい西のほこらで貰えていた物で、本来のここではロトのしるし(聖なる守り)を拾う場所だった。GET位置がさりげなく入れ替わっている。まぁいいか。

 ついでに、このほこらの中で、小さなメダルと銀のロザリオがあったので、拾っていく。やっぱりルビス様がみてる、なのか?


 メルキドはこの時代は城壁、というより町の周囲に土塁を盛っているといった感じか。ゴーレムもいないし。

 中をぐるっとタンス・ツボの中をあさる。色々出てくるけど嬉しいものは特にない。実はここの花畑には闇の衣(+78)が隠されているのだが、それはゼニスの城に行った後の話。

 宿屋に行くとガライ当人がいた。しまった銀の竪琴を盗んだのがバレてしまう。逃げろ~!。


 船があるから大陸を南から回ってリムルダールへ向かう。その途中の聖なるほこらは、どうせ追い返されるだけだから寄らない。

 リムルダールのツボ・タンスにも色々とあるが、やはり特に嬉しい物もない。生命の指輪に力の種、賢さの種、金のクチバシ、くじけぬ心、すごろく券、悟りの書。小さなメダルもあちこちに隠してある。3枚回収。

 そのまま北へ行くと沼地の洞窟があるが、この時代ではまだつながっていない。途中で行き止まり。その一番奥に小さなメダルが隠れていたりする。そのままゾーマの城に行きたいところだが、浅瀬に阻まれて行けない。残念。やっぱり真面目に虹の橋を渡すしかない。


 北上してマイラへ。本来ならここの道具屋にオリハルコンを売って王者の剣(+120)を手に入れるのだが、どうせ買いものが出来ないから無意味。だからオリハルコンも売らない。

 妖精の笛と小さなメダルを2枚ほど回収。おお、メダルが95枚になっている!。さっそくメダルおじさんに会いに行かねば。

 会って神秘のビキニ(+88)を貰い、これをももに。グラフィックは魔法のビキニ同じ。   ※2


 さてお待ちかね。魔法のビキニ(+65)をかるびが装備!。

 お、おお!。お会いしとうございましたぁ!。

「そ、そんなに嬉しいか?」

 この先すぐルビスの搭へ行って、光の鎧(+82)を入手するから、それまでの短い間だから心してプレイしよう。ああ、光の鎧を入手しても、装備するのやめようかな。

「それは、嫌だ」

 色っぽいビキニが2人と元々金属ビキニを着た戦士。盗賊1名が芸がないが、まぁそれは愛嬌で誤魔化して、ルビスの塔を攻略だ。その前に、塔に一番近い町・マイラに泊まる


「うー、この装備、何かお腹が冷えるー」

「そうなの?」

「何か、風邪ひきそう」   ※3


 翌日、かるびはまだちょっとだるくて体調悪かったが、充分に動けそうだったので、ルビスの塔を攻略する事にした。

 もう完全に本調子だった。男だろうが女だろうが、かるびはかるびだ。

 というか、この冒険は最初から女になったかるびの冒険だ。

 少し強くなった敵、ラゴンヌやサタンパピーやドラゴンにも、これまで通り立ち向かって倒していく。

 

 そして白黒ダイヤマークの床もサクサク進む。意外と身体が覚えているもんだ。行きたい方向に、勝手に指が反応している。2Fで炎のブーメラン(+42)を取る。せっかくだからかるびが刃のブーメラン(+24)と交換して装備。戦闘中に装備変更出来るから、必要な時はバスタードソード(+105)と持ち替えられる。


 メイジキメラを倒した。テールは不思議な帽子(+8)を盗んでいた。よっしゃ、テールでかした。

 装備はやっぱ賢者のももか?。でも防御力は銀の髪飾り(+20)の方が高いようだ。MPの節約効果を考慮に入れて、普段は対はぐれメタル・ドラゴラム用に不思議な帽子、ボス戦には銀の髪飾りで使い分けという感じで。


 そして遂に光の鎧(+82)を手に入れた。装備して、かるびは普通のグラフィックに戻ってしまった。


 で、上がって飛び降りてまた上がって、ルビスの石像に話しかけてみる。聖なる守りを貰って、これであとは虹の橋をかけるのみ。いよいよ大詰めである。

 あ、その為に聖なるほこらに行かねば。


 今度は追い出される事無く、爺さんは虹のしずくと交換してくれた。爺の後ろの囲いの中にある宝箱が妙に気になるが、空っぽだから気にするなと教えられる。

「でも、気になる~」

「じゃあ殺りますか?」

「やめなさい!」

 とりあえずレミラーマかけて、落ちていた小さなメダルは回収しておく。


 一旦リムルダールで一泊して、左上の島の端っこへ向かう。この島の敵はザコだから忍び足で歩く。この忍び足、MPを消費せずに聖水orトヘロスno効果がある。

 しかしふと、この4人の中で忍び足をマスターしているのは、現役盗賊のテールのみ。だから本当に忍び足で歩いているのはテールのみの筈なのだ。でも本当に敵と遭遇しない。おそらくその忍び足を他の3人にレクチャーしながらなのだろうが、何か無理がある様な気がする。

「こっそり、こっそりー」


 おっとモンスターにアカウント。トヘロス系は自分達より弱いレベルのモンスターは封じ込めるから、強い敵しか出て来ない筈。って、何でスライムベスが3匹?。スライムベスよ、お前達は俺らより強いのか?

 瞬殺。


 さて、大陸の端っこへたどり着き、虹の雫を使う。

 橋が2つの島との間にかかる。虹の橋が。


 でも出来上がった橋は、どう見ても普通の橋。7色に輝いている訳でもないし、虹の形もしていない。まぁ逆にそうだったら渡る時に怖いかもしれない。普通に渡る。


 ゾーマの城。今回は竜王がいないから、ゾーマの城と呼ばれているが、何となく竜王の城と呼びたいこの城に、ようやくたどり着く。


「遂に来ましたね。この城に」

 城を目の前にして、立ち止まって見上げる。

 

「長かったわね、最後の大詰め。あら、かるびも黙りこくっちゃって。やっぱり感慨深い?」

「あのさぁ」

「どうしたの」

「ちっちゃ~」

「って、ラストダンジョンに対してそれですか」

「でもさぁ、ちっちゃいよね。一階建てだし、そんなに広くもないし」

「でもその分、地下が半端じゃないんですよ。言ってしまえば、この地上部分は文字通り氷山の一角ですね」

「あら、そう言われればそんな感じかしら」

「ねーねー、そんな所で立ち止まってないで、早く入っちゃいましょうよぉ」

 突入。毒沼やらバリア床やらも気にしない。いちいちトラマナなんかかけていられない。


     ★



※1 性格診断で精霊から言われた言葉

 ちなみに『乱暴者』の場合、

「あなたは かなり乱暴者の様です。

あなたは気がついてないでしょうが、あなたのその乱暴な性格の為、まわりの人はとても迷惑しています。

あなたは人が、どう思っているかを考えたことがありますか?

もしあったとしても、あなたには人の気持ちが分からないので、それは自分の考えだったりします。

人は、それぞれ色んな思いを持っています。皆、自分と同じ考えだと思うのは大きな間違いです。

でも、そのことが今ひとつあなたは分かっていません。

だから、相手に自分の考えを押しつけても、自分では良い事をしたような気に なってしまいます。

皆、本当は不満に思っていますが、あなたがケンカに強かったりするので、誰も何も言えないのです。

しかし、このままでは、やがてあなたのまわりから誰もいなくなってしまうことでしょう。

そうならないためにも少しでも相手に譲るという事を身に付けて下さい。

もはや、手遅れかも知れませんが、そうすれば一人くらいは、そばに残ってくれるはずです。

その人を 大切にしてくださいね」

……と言われる。かなり言葉の中に、悪意を感じる。


※2 水着・ビキニのグラフィック

 それらの水着は、同じ防具の筈なのに装備すると、戦士は黒のハイレグ。賢者は青いヘソ出しワンピース。勇者は青いビキニ、と色も形も変わる。ついでに魔法使い・商人・武闘家・遊び人と職業が変われば、またそのグラフィックも変わるという、何とも不思議な防具である。誰も装備していない状態ではどういう形状なのであろうか。


※3

 実は此処ここ、PIXIV発表時にはサービスシーンがあったのですが、こっちでまでそうするのも微妙なので割愛しました。

 だからちょっと不自然なつながりしていますが、まぁ気にせず読み飛ばして下さい。

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