第3話 ルイーダの酒場にて
一夜明け、再出発。
次はようやくルイーダの店に行き、仲間を連れ出す事にする。
2人目は戦士で男。
※1
無骨で寡黙で筋肉自慢で。となると肉の部位でも種類でも全然困らないな。『ロース』でも良いし『アキレス』でも良いが、一番濃そうなところで『ホルモン』。
良しとする。でもこれだとさらに絶倫になってしまいそうな気もする。
まずは初期設定をやり直し、力が11になったら一旦決定、そこから力の種を使いまくる。出来れば『豪傑』か『命知らず』にしたいところ。
HP23・MP0・力25・すばやさ5・体力12・賢さ2・運のよさ3
性格『力自慢』。
そうか。力の種しか使わなかったからなぁ。単なる筋肉バカだな。
装備として棍棒(+7)と旅人の服(+8)を渡し、攻撃力32・守備力10。
「うむ……」(CV.玄田哲章)
3人目、4人目でちょっと考える。普通に行けば魔法使いと僧侶なのだが、正直今回の様な武器・装備が買えない場合、ダンジョンの宝箱が一番確実な手段となる。そうなるとピラミッドで手に入る派手な服(防+28)は捨てがたい。特殊効果は別にして、純粋な防御能力だけなら身かわしの服(防+23)より高い。鋼の鎧(防+32)にも匹敵する。ただし、遊び人しか装備出来ない。これを期待。
という訳で、僧侶と遊び人に確定。
攻撃呪文は無くても大丈夫だが、回復魔法なしに進めるのはしんどい。乱暴者の勇者に魔法もMPも期待できないから回復専門が必要。しかも魔法使いに比べて僧侶は装備できる武器も防具も恵まれているのは嬉しい。ただ勇者が帰還系魔法を憶えるのが遅い事がちとしんどいか?。でもまぁキメラの翼は買えないにしても宝箱やドロップアイテムでそこそこ入手可だから、そこに期待。
3人目の僧侶は適当な回復魔法をマスターして、遊び人を賢者にした後は、盗賊にでも転職を考えている。敵モンスターから少しでも宝箱GETの確率を上げたい。
と言う訳でまず僧侶⇒盗賊は装備の関係上、性別を女性にする。女性の方が専用装備が豊富そうだ。 ※2
装備の優位性を期待して僧侶⇒盗賊の女性なら、名前は何が良いか?。『かるび』と名付ける時にも迷った焼肉系の女性らしい名前。当然『ハラミ』は使わないとして、『レバー』血の気が多そう。男でこの名前の場合血の気の多い熱血系か猟奇系だが、女の場合は?うーむ。他に『ハツ』『タン』『ミノ』『ギアラ』『サガリ』『アキレス』『ハチノス』、どうもしっくりこない。ならば付け合せから『サンチュ』『ビビンバ』。
よしいっそ焼肉から離れて焼き鳥用語から『つくね』でどうか。ん~、なんとなく忍耐強くおしとやかっぽい様な。イメージとしてはお庭番とか。僧侶にして盗賊というのもそれ相応にいいかもしれない。虚無僧の格好をする忍者もいるし。
僧侶つくね。出来る事なら、おしとやかな『ロマンチスト』か『さびしがりや』がいいなと思う。まずは基本パラメーターでMPが19になるまで登録しなおし、賢さとすばやさを中心に上げていく。
結果、HP9・MP19・力5・すばやさ15・体力5・賢さ16・運のよさ3
性格『頭脳明晰』。
ロマンチストにするには運の良さが足りないか?。でも個人的にこの娘には世話好きだが男運が悪い委員長タイプになって欲しかったから、運は上げなかったのだ。
さて装備で、服はしばらく布の服(+4)のままで我慢してもらう。個人的にはその布の服すら無し! というのもアリだが、それがグラフィック表示される訳ではない。ちなみに過去に見たDQ1の攻略本には、出てくる防具としての布の服の材質は粗い麻製で(だから防具なのだが)その服の下には自前の木綿の服を着ているそうなのだ。ちょっとがっかり。魔法のビキニとか着る時には、流石にその木綿の服は脱いじゃっているんだろうけど。
攻撃力12・守備力11。装備 棍棒、布の服(+4)知っている魔法、ホイミ。
「もう、色々と、いいかげんにしてよ!」(CV.天野ゆり)
最後の遊び人は、勇者・僧侶が女で、男は戦士だけだから、もう1人も男で良いだろう。 ※3
遊び人も最初だけでLv20になってダーマにたどり着いていれば、賢者に転職予定だし。
とすると遊び人⇒賢者にふさわしい名前として考えていた名前がある。
『テール』尻尾。腰が軽けりゃ性格も軽そうな。どちらかと言うと盗賊か武闘家向きか?。
そういえば中国には『鶏口牛後』という故事があった。意味としては鶏の首(口)は単なるガラにしかならないが、牛の尻尾はシチュー等の立派な食材になるという意味だったか。 ※4
改めて。遊び人、名前は『テール』、男。目指すは『おっちょこちょい』か『うっかりもの』あたり。でもそういった性格にする為には、どのパラメーターを上げたらいいのだろう。適当にやってみよう。
HP17・MP6・力8・すばやさ9・体力9・賢さ9・運のよさ12
性格『お調子者』。
装備はヒノキの棒(+2)と布の服(+4)で攻撃力10・守備力8。
最低限そこそこあるが、何も望まない。ただ死なずにLv20になってくれれば良い。こき使うのはそれから。
「へっ、あっシでいいンすか? 役にゃあ立ちやせんぜ。そンでもいいなら」(CV.子安武人)
さて登録したところで彼らを連れ出そう。
ルイーダ「ホルモンさーん!、かるびさんがお呼びよー!」
見事に類は類を呼ぶという奴だ。ちょっと意表をつかれた。
★
※1
これ何も考えずに戦士にしたけど、武器も防具も苦労する事から、プレイを楽にする事を考えれば、むしろ武闘家が正解だった。
ただし今回は、武器も防具も苦労する状況が分かりやすい戦士の方が分かりやすかったから、リプレイ記を書く上では、この戦士で正解であった。
※2
FC版でも若干そうだったが、SFC以降は露骨な位に、同じ職業でも女性の方が出来る装備が優遇されている。
FC版で女性専用装備は、武器で『誘惑の剣』、防具では『あぶない水着』と『魔法のビキニ』のみ。
『誘惑の剣』は、それほど戦闘力も高くない。しいて言えば遊び人(女)の最強装備。道具として、メダパニが使える。
『あぶない水着』は、装備するとグラフィックが変わるだけで、最弱の防具である。
唯一、『魔法のビキニ』だけが、武闘家・商人・遊び人の最強装備である為、必死でキングマーマン倒しまくった思い出がある。
まぁFC版では、せいぜいこんなもの。だから職業別で男女の選択は特に考えること無かった。
しかしSFC以降、女性専用装備は一気に増え、最強装備という意味でも逆差別だと言いたくなる位に優遇されている様だ。
武器はFC版と同様に『誘惑の剣』のみ。
防具の『あぶない水着』『魔法のビキニ』もほぼ同様だが、グラフィックが各職業別で変化する様になり、また『神秘のビキニ』というさらに上位防具が増えた。防御力が、勇者の『光の鎧』よりも高く、しかも女性であれば全職業装備可であるから、戦士・賢者以外の強力防具が身に着けられない職業に着せたくなる。
それと、さらにその上の最強の防御力を誇る『光のドレス』があり、女性専用・全職業装備可である事に加え、第五のすごろく場内の店で買うことが出来る。つまりゴールドに余裕あれば、何枚でも入手可能。さらに付随で『光の鎧』同様、攻撃呪文・炎・吹雪のダメージ減少効果もあるから絶対最強。
通常のプレイ時において入手できる『皮のドレス』『絹のローブ』『マジカルスカート』『毛皮のフード』『うさ耳バンド』『銀の髪飾り』等も、装備のステップアップ出来るのは地味に心強い。特に『銀の髪飾り』など職業によっては最強装備にもなっている。
逆に男性専用の装備と言えば、はっきり言って『ステテコパンツ』オンリーと叫んでも良い位。いらない。
正確には男性専用装備として他に、『おしゃれなスーツ』という盗賊・遊び人の協力装備があるが、女性にも同様に『パーティドレス』がある。また『シルクハット』という『銀の髪飾り』と同スペックものもあるが、これは『銀の髪飾り』と違って、お店で買えないし、武闘家は装備出来ない。ちょっと落ちるけど『黒頭巾』が装備できるから、まだ良いとはいえ。
※3 この時はそう思ったのだが、それが大きな間違いであった事に気付くのは、プレイの途中である。
※4 当然違う。信じない様に。
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