十一月第二週その⑤ フレルとアサカの魔法バトル

 付喪神冬祭りが終わった夜のこと。

 三鷹のスポーツセンターの体育館にフレルがやって来た。

 タッ…………タッ…………タッ…………タッ………………

 「ここだね!」

 魔法てる創り出した光の球がフレルを照らす。

 彼女は、谷間が腰が間黒い水着のような服と『Ξ目』の模様の網タイツと『Ξ目』のマークがあるマフラーをしている。

 よくある魔法少女のイメージが残っているのだろうか?

 マフラーの色は、緑でわなくピンクになっていた。

 アサカの登場を待つフレル。

 すると、奥からタイマーの音が鳴り出した。

 カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ……カチ!

「今だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

「ええ?!」

 ポヨポヨポヨポヨポヨポヨポヨポヨポヨポヨポヨポヨポヨポヨポヨポヨポヨポヨポヨ!

「あれ?」

「ええ?!」

 ポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨン!

 真っ黒な女の子が、フレルのおっぱいを殴っている。

 ポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨン!

「あれ? あれ? あれ? あれ? あれ? あれ? あれ? あれ? あれ? あれ?」

 よく見ると、フレルのおっぱいが揺れる度に、相手のツインテールとフードが揺れている。

 ポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨン!

「なんで効かないの?」

「こっちこそなんで?」

 フレルはもう、なんでおっぱいばかりを狙うのかを理解できない。

 その間に、二人が見えないタイマー少しづつ終わりに近づいている。

 パチ! パチ! パチ! パチ! パチ! パチ! パチ! パチ! パチ! パチ!

「いや、あきらめない! フレルさん倒すんだ!」

 ポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨンポヨン!

 パチ! パチ! パチ! パチ! パチ! パチ! パチ! パチ! パチ! パチ!

 ビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

「ああ、これまでかぁ………………」

 バタン!

「闇よ消えろ!」

 スワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!

 時間切れの音とともに、二人が姿を現した。

 黒いハイレグの服と黒いコートをした魔法少女ピゴ。

 黒いローブと青いミニワンピースをした魔法少女風の付喪神アサカ。

 この二人が、暗闇の魔法で不意打ちをしいたようだ。

「なんで、急所を殴ったのに効かないの?」

「僕のおっぱいが?」

「胸は急所でしょう?」

「確かに急所だよ。銃で撃ったら即死だからね。けれど、これは威力の問題だ」

「威力?」

「ああ! 僕にはマッサージ程度に威力にしか感じない。次は、壁に叩きつけるくらいに殴ってほしい!」

「ええ? あたし負けたんじゃ?」

「僕のパスワードは12回まで失敗出来る。ピゴの援助を求めてもいいから本気で戦ってくれ!」

「わかった! お願いピゴ! 手伝って!」

「あ、ああ!」

 フレルの提案によって、アサカはもう一度バトルを挑むことになった。

「では、タイマー!」

 カチ!

「スタート!」

「闇包まれよ!」

 スワーーーーーーーーーーーーーーン!

 二回目バトルが始まった。

 今度は、ピゴが暗闇に姿を消す。

 シュウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

 ピゴは、ご都合主義魔法でどこにいるかを知っている。

 しかし、フレルもピゴの位置を知っていた。

「うりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!

「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……」

「自分の位置さえわかれば、相手の位置もわかるからね。ミサイルみたいに飛んじゃいな!」

 ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!

 ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!

 フレルの膝蹴りを喰らったピゴ。

 ガレキの雨を降らせながら天井にめり込んだ。

「さぁ、あとはアサカだね!」

 グサッ!

「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……」

 バタン!

「か………………勝った………………勝ったよ! 勝ったよ! 勝ったよ!」

 トントントントントントントントントントン!

 ガレキのの音に気を取られたフレル。

 アサカが指でおしりを刺したことで、アサカやっと勝利した。

「ああ…………やれやれ…………僕でも偶然に勝てないな………………」

 タッタッ…………



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