設定 第一章
【リアン】
通称:白銀の令嬢
第一章終了時点の婚約破棄回数:4回
所属:上位令嬢会
特徴:ポニーテールの白銀の髪に白銀のドレス
主人公。リオンが令嬢として振る舞う際の偽名。
最早、肉体は令嬢そのもの。精神は、かろうじて
ヴェリノマを罠にはめるために、廃墟に爆薬を仕掛ける、自分の乗った馬車ごと爆破させるなど、かなり綱渡りな作戦を実行した。思考が戦闘系の令嬢に染まりつつある。
精神世界たる白亜の宮殿経由で
力を借りた際、服の色が変わる。ロック〇マン。
現状、その能力を自由自在に扱えると言うわけでもなく、リアン本人が危機に瀕することが条件となっている。
令嬢奥義:不明
上位令嬢奥義:不明
【白亜の宮殿】
リアンの精神世界。白色を基調とした壁の宮殿と、色とりどりの花が咲く中庭、四阿がある。リオンもリアンもその宮殿に見覚えはない。
そこにいる間、現実時間の流れは極めて緩やかになる。
また、リアンはリオンを、リオンはリアンを、互いに認識する奇妙な状態になる。
【ニーナ】
本名:ニーナ=W=ニュースレター
通称:
所属:上位令嬢会
婚約破棄回数:2回
特徴:腰まで届く灰色の髪に灰色のドレス
主人公リアンの協力者。異界都市の情報通。各上位令嬢の性格をよく把握している。
取り巻きはおらず、ハウスメイドを数人雇っているのみ。
屋敷を出ることなく、都市の情報を集められる謎の情報網を持っている。
都市が
ヴェリノマの屋敷に警告文書を投げた張本人。その意図は、ヴェリノマの好奇心を刺激し、襲撃をやりやすくするため。
パン屋で商品を選ぶ際にトングをカチカチさせるがごとく、起爆装置をカチカチさせるのが癖になった。
【ヴェリノマ】
本名:ヴェリノマ=V=マグナカルマ
通称:
所属:上位令嬢会
婚約破棄回数:4回
特徴:ボブカットの緑色の髪に緑色のドレス、糸目。おっとりとした口調。
今回のリアンのターゲット。
取り巻き全員に薬物を投与し、屈強かつ従順な戦闘集団を作り上げた。
深夜にスラムを馬車を暴走させ、風になるのが趣味。ブレーキのことはあんまり考えない。
深夜巡行の際にきまぐれに拾った者たちを、自らの館で働かせたり、実験動物にしたりする。拾ってもらったという恩義から、取り巻きたちからの忠誠度は高め。
貧乏令嬢リッサを可愛がるようになる。
多彩な毒魔法の使い手であり、必殺技は、
令嬢奥義:
自分の体内、脳神経、経絡秘孔各所に適切な活性毒を投与することで、身体を加速するのみならず、内気功、マナ感応、令嬢圧を増大させる。
後遺症が酷く、奥義解除後暫くは全身を激痛が襲い、呼吸にすら難儀する羽目になる。本人曰く、『とてもひどいことになる』。使いすぎれば死ぬ。
上位令嬢奥義:
致死限界ギリギリまで活性毒の投与量を高めた、ヴェリノマの最終奥義。
最早並みの令嬢には捉えられない動きが可能になるが、この状態を10秒維持するだけで、死ぬ。後遺症がさらにひどいことになる。
【ヴェノム】
本名:ジルベルト=ノクターン=アスファレス
通称:暗殺者ヴェノム
所属:暗殺組織
地位:アスファレス伯爵家子息(妾腹)
特徴:どこにでもいる男と認識されるぐらい、印象が薄い
アスファレス伯爵家相伝の毒魔法の使い手。暗殺組織のトップエース。弓矢による遠距離からの狙撃、人ごみの中接近しての毒殺など、あらゆる場面での暗殺を成功させたプロフェッショナル。彼の手で多くの政治的重要人物が葬られた。
彼の所属する組織は王弟の腹心たる伯爵家が母体となっており、王国の暗部を長年務めていた。だが、10年前に起きた政変で王弟が処刑されたのに伴い、組織も粛清命令を受けた。
もともと自我が希薄で、自他の命に頓着しない性質であったが、王命に従い同胞が次々と自死していくのを目の当たりにしたことで、何となく死ぬのが嫌になり、ぼんやりと逃亡。逃げ込んだ
彼の頭の中には、王国の闇の歴史、醜聞が詰まっているため、現在でも王国において優先的に抹殺するべき対象となっている。
婚約破棄4回の内、2回は令息時代に受けている。
都市での10年、今まで持たなかった趣味や友人、部下を得て、死の間際まで楽しんだ。都市エンジョイ勢。
【ヴェリノマの取り巻きたち】
ヴェリノマに付き従う令嬢たち。メイド服のようなドレスを着用。
メイドと護衛を兼ねている。12名在籍。
ヴェリノマがかつてヴェノムだった時代と同じ暗殺者教育を受けている。
全員が薬物投与と戦闘訓練により、命令に従順かつ高い戦闘技能を持っている。
特に最精鋭が、ラファンとレフィの二人。二人を前衛、ヴェリノマを後衛とした布陣が、ヴェリノマの最強の切り札だった。
底辺から救ってもらったという経験から、ヴェリノマに対する忠誠度は高め。
新人たるリッサを頭を撫でるなどして可愛がっていた。
リアンとの戦いで全滅した。
【リッサ】
本名:リサリンド=エルサリート=グラナディア
通称:貧乏令嬢
所属:スラム → ヴェリノマの取り巻き → なし → 官憲令嬢
特徴:長いオレンジ色の髪。継ぎはぎのドレス→ヴェリノマ所属のメイド服風ドレス。見る者にキュートアグレッションを引き起こす謎のかわいさを持つ。臆病。
いつの間にか都市に発生していた令嬢。彼女含め、スラムで生活する浮浪者令嬢は、都市における貧富の差を『再現』するための存在であり、貧乏であり続けることが彼女たちの存在証明だった。
幸運にもヴェリノマに拾い上げられたことで終わりのない貧乏生活を脱却するも、そのヴェリノマをリアンに討たれたことで、再び貧乏令嬢に戻った。その後、官憲令嬢にスカウトされた。
リアンに対し、ヴェリノマの敵討ちを誓う。
リアンの必殺技とヴェリノマの最終奥義がぶつかり合う一瞬の攻防を目視できた上に、見様見真似で、リアンの必殺技をコピーできる戦闘の才能を持っている。
ヴェリノマとの邂逅を経て、
【
特徴:警官風のドレス。リボルバー拳銃所持。
都市の治安維持を務めている令嬢たち。所属する者の大半が、この都市が異界化する前から警官の職に就いていた者たちである。1人のリーダー、その部下4人の計5人を一つのユニットとして行動し、担当ごとに決められた区画を巡回、事件捜査をしている。激務で給料は安め。
なお、彼女たちの活動を担保する法律は、この都市には存在しない。都市住人からの印象としては、比較的善良な無頼集団。
今章で名前が挙がったのは、マリオンとマルレーテ。
【魔法生物】
死者の念が物品に宿ることで発生する魔物。
【馬車獣】
令嬢同士の戦いに巻き込まれて死んだ馬車の御者が、馴染んだ馬車に取り付き、魔法生物となった存在。人と同等の知能及び言語能力を持つ。
ドアはスライド式で、かなりの積載量を誇る。ハイエー〇ス。拉致のため無数のアームを持つ。戦闘時は、四足の獣のような形態になる。
自分に乗るにふさわしい令嬢を見つけるべく、夜な夜なスラムを徘徊していた。
手あたり次第にその辺の令嬢を載せてみて、気に入らなかった令嬢は、ダメ出しして心を折ったうえで、どこかの組織に売り渡していた。
組織から拉致用の人員も借りていたが、官憲令嬢の一斉射撃で全員始末された。
上位令嬢2人+援護でようやく倒せた辺り、それなりに強力な個体だった模様。
リアンとヴェリノマからは、面白生物として記憶に残った。
【強盗令嬢】【悪漢令嬢】
特徴:皮をベースに鋲や棘でコーデされた世紀末系ドレス
路地裏からよく出没する。
思考がゴブリンやオークと同等。
金品を奪うついでに、命を奪いにくる。むしろ命の方を優先して奪いにくる。
出現時は、RPGツク〇ール3のバトル3BGMを頭に流してください。
【
令嬢の行動規範。ある意味命より大事なもの。
【
会う令嬢は、互いに挨拶をする。挨拶されたら返さなければならない。
【政治犯クルースリク】
13年前王国に存在した政治犯。国庫を管理する立場でありながら、横領に手を染めていた財務官僚。
あらゆる印をコピーできる
犯行がバレて王国から粛清対象になるも、偽の命令書を作成し、まんまと王都から逃走。
異界都市に逃げ込んだ後は、偽文書作成令嬢として生計を立てていたが、命を受けたリアンに始末された。
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