第3話エイトさんはMMOにてハチさんになる。
「リンクスタート!」
〈生体認証を行います。生体情報を獲得しています…生体情報の確認が完了しました。エイト様、おかえりなさい。〉
「うん、真っ白。何もない空間って何度来ても慣れないね…」
〈設定の項目からホームエリアのテクスチャを反映できます。実行しますか?〉
「あれ、前来たときはそういうのなかったよね。」
〈アプデートver.1.12にて、実装されました。〉
「あーそうなんだ気づかなったよ。あんまり頻繁にこっち来ないしね。むぅ、ゲームしようと思ってたんだけど、どうしようかなぁ…う〜ん、どうせならオリジナルのテクスチャ作りたいし、後回しでいいかなぁ。」
〈了解いたしました。では、今日はどのゲームを行いますか?〉
「んードルフィンが初期設定してるって言ったけど…あっあった。〝インフィニティ・ワールド・モンスター・オンライン〟だね。」
〈了解しました。それでは、〝インフィニティ・ワールド・モンスター・オンライン〟を起動します…起動しています、少々お待ちください。起動が完了しました。それでは、〝インフィニティ・ワールド・モンスター・オンライン〟の世界へ、いってらっしゃいませ。〉
〇ー〇ー〇ー〇ー〇
おーきれいな星空、上も下もどこを向いても広がってるよ〜。んーと、これはどこかの星の大気圏とかじゃなくて宇宙のど真ん中に透明な箱があってその中にいる感じかなぁ。ふむ、自分の見た目は、多分リアルのままかな?まぁまだ設定も何もしてないし、そんなもんだよね。手を握ったり、ジャンプしてみても違和感は特にないかな?うん、大丈夫そうだね。
〉落ち着きましたか、異邦民さん。〈
あっなんか、透明感のある女性というか、半透明の女性がいる。この人は、幽霊?それとも神様?う〜ん。
〉あの、そんなにジロジロ見て何かありましたか?〈
「あっすみません。あの付かぬことをお聞きしますが、あなたは神様ですか?」
〉いえ、私は生命神ゾーイ様の部下で異邦民さんの案内を任されている眷属のブランです。〈
「あっそうなのですね。」
〉異邦民さんのお名前を伺ってもよろしいですか?〈
「あっそうですね。エイト、作屋英音っていいます!」
〉あの、えーとそれって本名じゃないでしょうか?この名前ってのは、ゲーム内の名前であって本名を聞いてるわけじゃないのですが…〈
「あ!?そっそ、そそうですよね。えーと、エイトじゃあんまり良くないですよね…むぅ、んーんハチでお願いします!」
〉ふふふ。おほん、あなたの異邦人名は〝ハチ〟様というのですね?〈
「はい!」
〉ハチ様が今から行く〝アニマパラディ〟という世界はとある邪神の呪によって人間種がほぼいなくなってしまった世界。そこには9人の魔帝たちが治める魔物たちの帝国が広がっています。〈
ふーん、この世界の名前はアニマパラディっていうんだね。ほぼいないっていう人間種ってどういう種を指してるんだろう?魔物の世界みたいだし、たまには不便でも魔物の姿で創作活動するのもありだけど…この世界では、ずっと魔物の姿で遊ぶことになるんだろうか?まぁ、考えててもわからないし、もう少しブランさんの話を聞いてから考えたほうがいいよね〜。
〉この世界にいる魔物たちは人間種ほどではないですが、苦しめられています。あなたがた、異邦民の冒険によって苦しめられるパラディ民が減ることを願っています。すみません、話が長くなってしまいましたね。これからハチ様のアニマパラディで過ごすお姿を選んでいきましょう!〈
ふ〜んまぁどういう世界か少し知れたのはいいことかな?でも、ちょっと聞きたいことが…
「すみません。いくつか質問よろしいでしょうか?」
〉えぇ構いませんよ。〈
「人間種っていうのは、具体的にどのような種族を指すのでしょうか?」
〉えーと少し困る質問をされますね…〈
「すみません。」
〉あっいえ、攻めているというわけではないのです。答えられる範囲で答えますと、人間種には人間族、
「あーなるほどそういうことなんですね。その他の種族には、エルフ族やドワーフ族、小人族、獣人族、人魚族とかもいるのですか?」
〉あっいえ、それらの種族はホワイトエルフ族とドワーフ族、小人族が精霊種に、ブラックエルフ族が
へーそうなんだ。他の種はなんとなく分かるけど魔玉種はあんまり想像できないなぁ。まぁ種のことは今聞かなくても、やってたらおいおいわかることだよね
「あっそうなのですね。答えていただいてありがとうございます。すみませんが、もう一つ質問いいですか?」
〉えぇ、構いませんよ。〈
「それでしたら、今、あげた種族以外の種族で人型の種族もしくは、何らかの手段で人型に変化できる種族はありますか?」
〉そうですねぇ。
「答えていただいてありがとうございました。今のところ聞きたかったとことは全部聞けました。」
〉そうですか、それでは改めてアニマパラディで過ごすお姿を選んでいきましょう。まずは種を選んでください。種は9つあります。
むぅ、子孫についてここで触れるってことはおそらくゲーム内でも番を作って子供を作れるってことかな?魔力を練り合わせるってのは、子供への配慮なんだろうね、たぶん。魔獣種は、それなりに人気がありそうだね。ここで開始地点にわざわざ触れるってことはおそらく種ごとに開始地点が違うんだろうね。
〉精霊種は精霊や妖精をモチーフにした魔物が多く、
あぁエルフ族やドワーフ族、小人族は妖精って扱いなんだろうね。それで、子孫関係は魔獣と同じ方法と儀式という特殊な方法があるのね。
〉
ふむふむ、爬虫類と両生類ってことは、カエルとかも含むってことかな?わざわざ卵を作り出すと言うってことは、魔獣種、精霊種と違って子供じゃなくて卵で誕生するってことなんだろうね。魔獣帝と精霊帝は種の名前と一致してたのに龍帝は違う、こういう場合もあるんだね。魔竜種の開始地点が首都じゃないのは首都が開始地点に適してないのかもしれないってのがありそうなところかな?
〉
水生魔種もそれなりに人気が出そうだよね〜。番を作るのは前の3つと同じだけど種の残し方は違うんだね。開始地点が二か所でリバーとシィーってことは、川と海で分かれてるってことなのかな?
〉
あー玉って宝とか宝玉とかそういうことね。ふむふむ、子供の作り方は水生魔種に似てるけど卵が核に変わってるんだね。
〉
魔蟲種は、初めて出てきたね。まぁだいたい想像つくけど。卵をスキルで作るんだね。番がいらないことも含めまた違った感じだね。さっきから聞いてて思ったのは、君臨すると治めるってので2つの表現があるってことだなぁ。意図的に分けてるとしたら君臨するの方は君臨するけど統治せずみたいなパターンも考えられるかな?
〉
〉
〉
妖怪になれるのはそれなりに楽しめそうだし、人気はそれなりにとれそう。スキルで生み出し魔力を注ぐ者に指定がないので複数人で行える場合もありそうだね。他の国名や都市名はカタカナなのに
「あっそうだ。魔蟲種の中に蜂系の魔物っていますか?」
〉えぇ、魔蟲種の中に蜂族の魔物、確かにいますよ。〈
「名前ハチだし、ハチミツとか蜜蝋とか創作に使えそうだし、それにします。」
〉えーと蜂族の魔物は、幼虫からスタートになる上に、種族特徴としてメスしか存在しないのですけど、大丈夫ですか?〈
幼虫からスタートはいいとして、メスかー。う〜ん、まぁ悩んでみたもののあんまり嫌じゃないし、女性の肉体になるのも今後の創作活動の刺激になっていいかも。
「はい、それで大丈夫です。」
〉了解しました。あなたのアニマパラディでのお姿は魔蟲種の蜂族の魔物に決定いたしました。開始時点の種族は
こうして、ハチさんの種族は蜂さんに決定したのでした。
◆ー◆ー◆ー◆ー◆
ドルフィン『…なんかブランさんとの話の口調普段と違う気がするのですが!』
エイト「よ、よそ行き様の口調だよ!?」
ドルフィン『あと、なんかここにいるときの口調も若干違うようなぁ』
エイト「そっそそそんなことは、ない、と思う、よ?だぶん。まぁ作者が言いたいことを無理やり言わせようとした弊害だろうなぁ(ボソ)」
ドルフィン『さ、作者ってなんのことー(棒)。まぁはい、あまり触れないほうがいいですね、この話題。』
エイト「ゲームのホームエリアの案内をしてくれた声ってAI?」
ドルフィン『ホームエリアの案内人は特定の言葉に特定の返事をするbotのようなものですよ。まぉ公式L〇NEのような感じのものですね。』
エイト「ブランさんってAI?」
ドルフィン『ブランさんはこのゲームのキャストさんです。おそらくAIですが、生身の人間が演じてる可能性もありますよ。ってさっきからなんですか!?』
エイト「作者が言いたいことを言わせるってこういうことだよって話。」
ドルフィン『…』
エイト「なんかデータが途中で飛んで書き直しに深夜2時ま…」
ドルフィン『それ以上はいけないですよ!!次回タイトルは〝ハチさんはMMOにて初期スキル選びをする。〟になる予定です。一切執筆してないのでタイトル通りになるか乞うご期待ください!』
p.s.
エイト「なんかめちゃくちゃじゃない?」
ドルフィン『と言いますと。』
エイト「第三話〝エイトさんはMMOにてハチさんになる。〟の文章なんか繰り返しになってたり、言葉が足りなかったりめちゃくちゃじゃない?」
ドルフィン『まぁ、答えにくいですけどそうですね。』
エイト「…ちょっと、加筆とか、不要な部分の削除とか頼んでくるかなぁ」
ドルフィン『これ、どうにかなります?かなり酷いですよ。』
エイト「どうにかしてもらわないと困る。」
ドルフィン『そりゃぁそうですけどもね。あっこれは、おぉ一応直りましたね。』
エイト「あっ気づいたね。おー焦ってる焦ってる。」
ドルフィン『まぁ修正できたし、良かったのではないですか?』
エイト「いや、次回分の執筆時間使って修正したみたいだから次回が遅れるって点で言うとダメじゃない?三日坊主みたいになるじゃん。」
ドルフィン『今日中に今日と明日分を執筆できれば今日分が投稿されますよ。』
エイト「えーできる気がしない…まぁ投稿されるかもってことだね。」
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