言葉と思考のカケラひとつひとつが葉になって、やがて樹の枝にはたくさんの葉が繁っていく。美しい言葉の葉、感動の葉、苦しみの葉…。その一枚一枚が作者自身の今を表現している。 後ろ向きな自分も前向きな自分も、あるがままに受け止めた作者の言葉は、詩・小説・エッセイ・短歌などで表現され、読む側の心に深く響いてくる。 いつの日か、作者の想いを刻んだその樹が大きく成長していくにつれて作者自身が癒され、読んでいる我々も癒されていくのだろう。我々は癒しの過程を読んでいるのだ。