第2話

敵兵に見つかるのはすぐだった。矢が飛んでくるが、この世界に来て手に入れた動体視力と身体能力で避けつつ敵に突っ込み、M4をフルオートで連射する。敵兵が吹き飛んでいくが、妙な違和感を覚えた。その時だった。今撃ち殺したはずの敵兵が起き上がったではないか。俺はその時に違和感に気付いた。彼らは打たれても血を流さなかったのだ。


「痛ってぇなぁ!てめぇのせいであざができたじゃねぇか!命をm


その言葉は最後まで続かなかった。その男が縦から真っ二つに切られたのだ。


「油断してるとやられるぞ涼一。ここは戦場だ。」


フナサカが真っ二つになった男の後ろにいた。


「ひぃ!なんであのバーサーカーのフナサカがここに!」


それを言った敵兵は突然顔を吹き飛ばされた挙句、500㎏爆弾レベルの爆風で骨も残らなかった。


「...フナサカ、今のは?」


「シモの狙撃とルーデルのファイアボールだ。お前が近くにいるからずいぶん手加減したらしい。」


「あれで手加減!?それじゃあ、俺のスキルって弱いんz」


その言葉が終わるよりも前に肩に激痛が走り、俺の視界は真っ暗になった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る