最強スキル『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助
火炎焔
『チートチート賢者に剣聖
俺は、異世界に転生して最強のスキルを手に入れた。
これさえあれば全て思い通りになり、魔王なんてすぐに倒すことが出来ることだろう。
「あ! 『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助さんだ!」
「『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助さんよ!」
「『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助! 今日も一人か? またパーティーを追放されたんだって? 『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助」
この世界では、名前の前に必ずスキルを言う風習があったのだ。
◇◇◇
「あなたは神に選ばれました。あなたはこれから好きなスキルを何でも一つ選んで、異世界で魔王を倒してきてください」
突然目の前に女神様が現れた。
急に無から出てきたトラックに
まさに異世界に転生する直前と言えそうだ。
しっかし、選べるスキルは一つだけか……
「それって、選ぶ前に言ったスキルがどのような効果なのかを教えてくれることは出来るのか?」
「はい、教えてあげます。それで好きなスキルを見つけましょう」
効果は出来るだけ強い方がいい。
だったら、こんなのは?
「もし、『チート』っていうスキルがあったらどうなるんだ? ただとにかくチートなスキル」
「それならば、単純にステータスが跳ね上がります。レベルも上がりやすくなり、戦いにおおいに
ふむ、名前通りのチート。
それ以上のことが無いということか。
いや、待てよ?
「そのスキルって重ねることが出来るのか? 単純なステータスが跳ね上がるのなら、『チートチート』みたいに、更に跳ね上げることも可能か?」
「はい、出来ますよ。その場合、世界の上限値に限りなく近づくので、それ以上は無駄になってしまいますが」
なるほど、よくできている。
出来るなら『チートチートチートチートチート』くらいやろうと思っていたが、止められてしまった。
単純なステータス引き上げなら、他のスキルも考えてみた方がいいかもしれない。
「他に、どんなスキルがあるんだ?」
「最初から強いジョブになるスキルというものもあります。『賢者』ならありとあらゆる魔法が使えるようになりますし、『剣聖』なら最初から最強の剣士になります」
ふむ、そういうのもいいな。
そういえばお約束のあれも、スキルを貰わないとくれないのかな?
「収納無限でいつでも使えるアイテムボックスっていうのは、スキルを貰わないと使えないのか?」
「はい。それなら『アイテムボックス』と言ってくれればそうなります。それにしますか?」
「いや、まだ少し考えさせてくれ」
MAXステータスとか、あらゆる魔法とか、そんなものを提示された後に『アイテムボックス』はなんか弱い気がする……
そうだ、これも聞いてみよう。
「これ一つのスキルで、たくさんのスキルが手に入れられますよ、みたいなスキルはないか?」
「それなら『アーツ』がオススメです。『剣術アーツ』なら剣術系のスキルは最初から全部使えます。『格闘アーツ』なら格闘系のスキルが、『射撃アーツ』なら射撃系のスキルが付いてきます」
なるほど、『アーツ』ってのもいいな……
そういえば今あらゆるスキルを教えてくれたが、今まで聞いたスキルだと、暗殺とかで簡単にぽっくり死んでしまいそうだ。
食事に毒を盛られたり、寝込みを襲われたり。
可能性は0ではない。
変わり種だがこんなスキルはどうだろうか。
「なぁ、食事睡眠をしなくていいスキル『食う寝る無効』とかはできるのか?」
「はい、出来ますよ。それでいいですか?」
「いや、待ってくれ」
それでも暗殺の線は防げない。
もし敵がチートスキルのようなものを持っていて、それでやられてしまってはたまらない。
だから――
「相手のスキルを無効化する『スキル無効』とかの方がいいかもしれない」
「それでいいですか?」
「いや待てよ? その世界では魔法の詠唱が必要か?」
「はい。ですが、スキル『詠唱破棄』ならその必要がありません。それに、『無限生成』なら魔法を気にせずに戦えます」
何か誘導されてそうな気がするが、俺はまだ可能性を考える。
そういえば、追放とかもお約束だったな……
「もし、『解雇』ってスキルがあったらどうなるんだ?」
「それなら、パーティーをクビになったときに持っているスキルの強さが跳ね上がります」
「もしかしてスキルって、貰えるもの以外でもあるのか?」
「はい、弱いスキルなら
それをスキップするための『アーツ』か。
それを持たずとも『解雇』を取って、鍛錬した後に追放されるのもいいかもしれない。
そして跳ね上がるということは――
「『解雇解雇』とかもできるのか?」
「はい、その場合三回まで重ね掛けできます」
だけど、そもそもちゃんと追放されるのか?
『解雇』とは両立できないかもしれないけど、一応聞いてみるか。
「クビにされやすくなるスキルってあるか? 相手に
「それなら、『
なるほど、そういうのもあるのか。
そして、眼という言葉で思い出したのがもう一つ。
『鑑定眼』とかもよくあるスキルだ。
相手のスキルやステータスが見えるスキル、持ってて損は無さそうだ。
そうだ、そういう作品の強いスキルを考えていけばいいんだ。
「『スキルコピー』とか『サモナー』とか『
「いいですが、『サモナー』ですと
かなり魅力的なスキルが出揃ってきたな。
この中から一つを選んでみるか。
え? 一つ?
こんな強そうなスキルの中から一つ?
本当にそれでいいのか?
そもそも、『チートチート』とか、『解雇解雇解雇』とか重ね掛けできるなら、スキル自体も重ねてしまえばいいんじゃないか?
「よし、決まった。俺が貰うスキルは『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』だ!」
女神があきれた顔をしている。
仕方ないだろう、選べなかったんだから。
だけどなんでもと言った手前、約束は果たしてもらう。
「いいでしょう。あなたの名前はもうギルドに送っておきました。転生したらすぐ、スキルと名前をギルドに申請してください。ではいってらっしゃい『チートチート賢者に剣聖アイテムボックス剣術アーツ、格闘アーツ、射撃アーツ、食う寝る無効にスキル無効、詠唱破棄に無限生成解雇解雇解雇の節穴眼、鑑定眼のスキルコピーの超サモナーの超救命』の超助」
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