結婚願望が黒歴史のその後の話。
逢坂 純(おうさかあつし)
現実の恋愛は、テレビの中の恋愛妄想とは違うくて。
今現在の僕は残念ながら未だ結婚をしていません。
大学生時代の篠原ともえへの結婚願望は願望だけで終わり、今は現実の恋愛に奔走中です。
現実の恋愛っていうものは、相手が在りきの話になるわけですから、テレビの中のアイドルに恋をするのとはわけが違い、結構傷つき傷つけの連続です。
中には暴言を吐きまくって喧嘩別れに至った女性もいます。
それでも何だかその彼女とは縁があったのでしょうか、再びその彼女とは時々電話したり、時々お茶をしたい関係になっています。
その再会は、まだ未確認の僕だけの恋愛とも言えない気持ちですが、長いスパンでその関係が実っていってくれればいいなと思ったりもしています。
僕は統合失調症という精神障がいを抱えています。
だから収入も少ないですし、現実に結婚ができるとは思っていません。
しかし、統合失調症の友人たちには、ちゃんと結婚をして子供も授かっている人もたくさんいます。
けれどそんな人を見ても僕には結婚は至って無理だな~、と感じてしまう弱気な僕がいます。
子供を育てること自体、絶対に無理―!と思っています。
僕には統合失調症の20代の友人がいます。
その友人は僕をアツシさんアツシさんと言って慕ってくれていて、彼もまた同じ統合失調症なので彼の誇大妄想の話を毎日1時間ぐらい聞いていたりします。
僕と20歳、いや25歳以上歳の離れたその友人と僕は、もしかしたら親子ほど歳の差なのかも知れません。
僕は彼が何だか変なことを僕に向けて言っても、しょうがないと思っている時があります。
僕は親になったことがないので、本当の親の気持ちなど分からないですが、統合失調症という精神障がいは孤立させてはいけない病気だということで、僕は彼の話を毎日聞いています。
しかし、彼にそんな心配をしている僕ですが、彼は彼で勝手に自分の行動範囲を広げて、勝手に友達を増やしていつか僕のことなんか必要なくなってしまうのかも知れません。
彼は今、病気の相談以外にも人間関係での悩みなどをしてくれることもあります。
それは歳寄りの僕にとっては取るに足らない問題なのかも知れないです。
でも、それが彼の「今」の重大問題なのでしょう。
彼は漫画が好きでテレビアニメが好きで、彼の妄想の中にはそんなテレビやマンガの世界の影響が多分にあるように見て取れます。
だけど、僕が篠原ともえと結婚したかった大学生時代の時のように、彼もそんな妄想とも言える彼の世界観を病気の回復と共にいつか忘れていってしまうことを願っています。
結婚願望が黒歴史のその後の話。 逢坂 純(おうさかあつし) @ousaka0808
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます