第5話 『ファーストキス』見てきた
昨日ファーストキスを見てきました。平日でかなりすいているかと思いきや、時間帯もあるとは思いますが、7割ほど席が埋まっていました。それほど話題性・期待感のある作品なのだと感じました。
毎度のことながらうっすい感想になりますが、つらつら書いていきます。ネタバレも含みます。
なんて愉快で儚く、残酷で、それでも温かくありながら私たちの心を大きく揺さぶってくるのだろう。見終えてまず思ったことはこれです。かなり意外だったのは「愉快」と感じさせられたこと。電車にひかれ亡くなった夫を救うために奔走するカンナは確か40代の女性という設定なのですが、落ち着いた印象よりかは、かわいらしい少女のような印象でした。このようなところや独特なワードセンスがうまく私たちの笑いを引き出しているような気がします。もちろんかわいらしい面だけでなく、年を重ねてきたからこそ言えること、醸し出せる空気感もカンナは持ち合わせていて、それらを自然に併せ持つ演技をされる松たか子さんって本当にすごい……と何様目線かわかりませんが感嘆しました。また、北斗くん演じる駈は研究者気質で、カンナとは全く考え方が合わないのですが、そのかみ合わないところが愉快であり、同時に虚しさをも見ている側に与えるという不思議な感覚。
過去にタイムスリップしたカンナは最終的に、駈に未来から来たこと、駈が15年後に死んでしまうことを打ち明けます。しかしカンナは駈が死んでしまう未来を変えることができませんでした。つまり駈は自分が死んでしまうことを知りながら、カンナとの1日、1分、1秒を惜しみ、愛おしく思いながら過ごすわけです。もうその姿と言ったら!!どこか儚い雰囲気を纏いながら愛情で満ちた眼差しを向ける駆の姿に号泣せずにはいられませんでした。この話をした時、家族にドン引きされたのですが、私だけじゃない!周りもみんな嗚咽の嵐だったから!と反論しました笑。それくらい美しく愛に満ち溢れた作品でした。
松村北斗が好きだから、という理由で普段ほとんど見ない恋愛映画を見に行ったわけですが、ファンというのを抜きにしても最高の作品でした。またこんな作品に出会いたいな〜
※これを書き始めたの3月です笑。書きかけを見つけて5月に加筆、投稿しています。
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